ジムニーのオーナーはキャンプや釣りなどアウトドアを楽しまれる方が多いのではないでしょうか。街乗りの車に比べると泥や砂など自然環境の汚れが特に付きやすいので、アウトドアを楽しんだ後はなるべく早く洗車をして頑固な汚れにならないようにしましょう。それでは、ジムニーを美しく維持するための洗車方法をご紹介します。

ジムニーシエラ
ジムニーのデザインの特徴
ジムニー

今回のジムニーシエラは、APIOのコンプリートモデルとなっており車高や一部パーツが変わっています。

ボンネットやルーフの傾斜がフラットなため水アカがつきやすい
黄砂の汚れ

特に花粉や黄砂の時期に雨が降ると、止んだ後に茶色い汚れがボディ一面についてしまいます。

ルーフが高い

ルーフが高いうえに、荷室が狭いためルーフキャリアを装着されている方も多いと思います。

パーツがゴツゴツしてる
 パーツがゴツゴツしてる

車両サイズは小さいのですが、出っ張ったパーツが多いため洗いにくさがあります。

未塗装樹脂パーツが多い
 未塗装樹脂パーツが多い

ジムニーは純正でも社外品でも未塗装樹脂パーツが多く採用されています。未塗装樹脂パーツにワックスが付着すると白くボケてしまうことがあるので、仕上げにはコーティングがお勧めです。

日頃の洗車【50分】
洗車は大きな汚れがついている足回りと下回りから洗う

アウトドアを楽しんだ後は砂や土など大きな汚れがつきやすいので、タイヤや下周りから洗います。
水洗いをした後、『ホイールクリーナー』でホイールとタイヤを洗います。

ホイールクリーナー

ホイールは『ホイールクリーナー』をスプレーして付属のスポンジで洗います。タイヤは、『ホイールクリーナー』をスプレーしてタワシやブラシで洗います。

続いて『ゼロシャンプー』で下回りを洗います。

下回り

特にジムニーでアウトドアを楽しむ方は砂や土が下回りに付きやすいので、先に落とします。
下周りは砂や土など大きな汚れが付いているのでスポンジで洗いましょう。

ボディをシャンプーで洗う
ゼロシャンプー

水洗いをしてから、ボディを『ゼロシャンプー』で洗います。
『ゼロシャンプー』は泡切れがよく、水引効果があるので拭き取りが楽になるシャンプーです。

シャンプー洗車

『ウォッシンググローブ』を使うとスピーディーに洗えます。
『ウォッシンググローブ』は、スポンジよりも大きいのでストロークが少なく、グローブタイプなので落とす心配もありません。また、凸凹したパーツは包むようにして洗えますし、狭いところも洗いやすいのでストレスなくスピディーに洗車ができます。

すすぎ

上から下へ泡が残らないよう水ですすぎます。
隙間に泡が残って落ちてくると二度手間になってしまうので、隙間にもしっかり水を当てて流しましょう。

すすぎ

レインガーターにも残りやすいので後ろから泡を流し落とすようにしましょう。
ミラーやパーツの間、グリル、スペアタイヤの裏など見えないところに泡が残りやすいので、丁寧にシャワーを当てて落とします。
ルーフキャリアを取り付けている場合は裏に泡が残りやすいので注意しましょう。

水引効果

ボンネットの左側(運転席側)には『ゼロウォーター』を施工しており、『ゼロシャンプー』との効果が抜群なので水引効果ですすぎ洗いをした後、水滴がほとんど残らないので拭き上げが簡単です。

水滴拭き取り
水滴ふき取り

水滴は吸収効果の高い『プレミアムワイピングクロス』で拭き取ります。

年に1、2回は鉄粉を除去【30分】
ネンドクリーナー

鉄粉とは、車のブレーキダストなどから出る鉄の粉で、肉眼ではほとんど見えませんが、酷くなると錆びてしまいボディがくすんで見えます。
鉄板の確認方法は、『ネンドクリーナー』に同梱しているフィルムを指に入れてボディ表面を触ってみるとザラザラとした感触があります。これが鉄粉です。


鉄粉除去をすることで、ボディが平滑化され仕上げのワックスやコーティングの仕上がりが良くなるだけでなく、洗車後の水滴が拭き取りやすくなります。


使い方は、『ネンドクリーナー』を厚さ1cm程度の小判状にして、水を流しながら『ネンドクリーナー』を縦横に滑らすようにして施工します。この時、上から押しつけずネンドの自重だけで滑らせるようにします。
初めはザラザラとした感触がありますが、徐々に抵抗がなくなりスムーズに動くようになると鉄粉が取れた合図です。
洗車場など水が使えない環境やネンド傷が不安な方などは『ネンドスムーサー』をスプレーしてネンドクリーナーを施工します。

水アカや虫汚れなどシャンプー洗車で落ちない汚れは『ゼロクリーナー』で落とす【15分~】

ジムニーはボンネットやルーフの傾斜がフラットなので、水アカが付きやすくなります。ミラーの付け根からドアに流れ落ちる水も水アカとなり目立ちやすい部分です。また、夏などは虫汚れがつきやすくなります。
こういったシャンプー洗車で落ちないガンコな汚れは『ゼロクリーナー』で落とします。

ゼロクリーナー

『ゼロクリーナー』の使い方は気になる汚れにスプレーをして濡れたマイクロファイバークロスで拭き取ります。
虫汚れなど落ちにくい汚れには、スプレーして30秒ほどほど待ってから拭き取ります。
なお、クリーナー成分が残らないよう注意してください。広範囲に施工する場合は、水で洗い流すことをお勧めいたします。

水アカ汚れがつきにくいコーティング剤『ゼロウォーター』で仕上げる【20分】
親水と撥水

『ゼロウォーター』は親水タイプのコーティング剤で、水が塊になって落ちるので水あか汚れがつきにくくなり、汚れがついても簡単に落とせます。

ゼロウォーター

使い方は、シャンプー洗車をした後にボディにスプレーしてマイクロファイバークロスで拭くだけです。綺麗に仕上げるコツはスプレーした後、クロスで拭き取るというよりも塗り広げる感じで拭き、クロスの綺麗な面で乾拭きをすると綺麗に仕上がります。
コツはボディの塗装面はもちろん、未塗装樹脂パーツやホイールにも使用できます。

白化した未塗装樹脂パーツを黒々と復活させる『レジンコーティング』【15分】

ジムニーはフェンダーやグリル、バンパーなど未塗装樹脂パーツが多く使われています。未塗装樹脂パーツは紫外線の影響で白化しやすいため、『レジンコーティング』を年に1、2回施工して黒々とした未塗装樹脂パーツを維持します。
『レジンコーティング』はルーフモールにも使用できます。

レジンコーティング

使い方は、スポンジにコーティング剤を5滴ほどつけ塗り広げてマイクロファイバークロスで拭き上げます。
未塗装樹脂パーツが黒々としていると車全体が締まって見えます。

室内は『ゼロウォーターシート』でキレイに【15分】
ゼロウォーターシート

ステップやドアの縁、ドアの内側やダッシュボード、ラゲッジスペースなどは『ゼロウォーターシート』で拭くのがお手軽です。
洗車をした後、ボンネットを開けると水が溜まっているので、エンジンルームの汚れや水滴も『ゼロウォーターシート』で拭きましょう。