福井発のクラフトビールブランド「OUR BREWING(アワーブルーイング)」が、北陸新幹線開通と同日の3月16日(土)、福井駅前の「MINIE(ミニエ)」にクラフトビール醸造所とタップルームをオープンする。
オープンを記念し、仕込んだ最初のビールを応援購入サービス「Makuake」にて先行販売している。福井の素材にこだわって造られたビールで、北陸新幹線の開通を祝いたい。
クラフトビールに魅了された2人がつながりを生む
「OUR BREWING」は、福井県生まれの2人が立ち上げたクラフトビールブランドだ。
今回、念願の醸造所と併設のビアバーであるタップルームを、北陸新幹線開業でにぎわう福井駅前で立ち上げることとなった。
ビールの持つ力に魅了される
同ブランドを立ち上げたのは、ともに福井県出身の岡田朋大氏と中西竜也氏。
岡田氏は、留学先のオハイオ州でクラフトビールに出会い、さまざまな人種とビール片手に語らい合ったことで、ビールが持つ交流の力を知ったという。
そして醸造責任者の中西氏は、これまで4社でビール造りの経験を積み、原料の選定から仕込、発酵管理、パッケージングまで、すべての工程に携わってきた。
そんな2人は、世界中のあらゆる人がビールを通してつながりあえるという、クラフトビールが作る「場」に魅了された。
そして、「自分たちが手がけたクラフトビールで、世界中の人と人のつながりを生みたい」という思いから、「OUR BREWING」が誕生した。
福井の素材にこだわって造る3種類のクラフトビール
同ブランドが醸造した3種類のビールについて紹介しよう。
「Four Dimensions」は、ペールエールの伝統・クラシックさを継承しつつ、飲みやすさと飲みごたえを備えた、何杯でも飲めるビールとなっている。
原料はビールの基本である大麦麦芽、ホップ、酵母、水の4種類。この4つの次元を最適なバランスで掛け合わせ、モルトとホップのバランスが取れた贅沢な味わいを持つ、美しく透き通った琥珀色のビールを実現している。
「Hoppy Hour」のテーマは「温故知新」。
日本で広く親しまれているラガーの製法をベースに、ホップの個性を強く出す現代的な手法である「ドライホッピング」を施したビールだ。
ラガーの清涼感とコクに加え、ホップの香りと個性を存分に楽しむことができる。焼き鳥や唐揚げ、餃子など、今までラガービールが求められていたシーンに、新たな選択肢として選ばれるビールを目指した。
そして「Magic Flavour」は、伝統を意識したほかの2つとは対照的に、新しくそしてモダンにデザインしたヘイジーIPAだ。
モルト、酵母、ホップ、すべてのキャラクターを、科学的なアプローチを用いて高いレベルで表現。まるで魔法のようにフルーティで爽やかに仕上げている。
オーツ麦芽を使用することで濁りを加え、飲みごたえをアップさせていることも特徴だ。
「Makuake」では、タップルームで使える回数券やビールの6本セットなどを販売している。
新幹線で福井を訪れた際は、立ち寄って飲んでみたいクラフトビールだ。
OUR BREWING
所在地:福井県福井市中央1丁目3500番 FUKUMACHI BLOCK内 福井駅前フードホール「MINIE」
(田原昌)