FC東京からベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍中のDF小川諒也が、日本代表入りへ意欲を覗かせた。今月14日に北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の代表メンバー発表を控える中、自身の現状について語っている。
小川は2022年5月、FC東京からポルトガル1部ヴィトーリアSCへ期限付き移籍も出場機会に恵まれず、わずか1年で退団。昨年6月に1年間の期限付き移籍により、STVVへ加入した。
しかしベルギー1部リーグでも、ここまでわずか3試合の出場。DF エリック・ボキャが左サイドバックのレギュラーとして活躍する中、今月10日のオイペン戦でようやくベルギー1部リーグ戦初先発を果たした。
そんな小川はオイペン戦後、ベルギー紙『HBVL』のインタビューで「STVVへ加入してから最初の数カ月間は、決して楽なものではありませんでした。スタメンを勝ち取るのに、フィジカル面で準備ができていないと感じましたね。コンディション調整の期間が長くなりましたが、ここ数カ月で体調はとても良くなりましたし、プレーする準備はできています」と、万全の状態であることを強調。
「自分の能力を疑ったことは、一度も無かったですね。トルステン・フィンク監督とはたくさん話し合いましたし、遅かれ早かれチャンスをくれるだろうと思っていました」と、指揮官に対する思いも明かしている。
そんな小川は、2021年3月の国際親善試合・韓国戦でA代表デビューしたが、同年6月のカタールW杯2次予選キルギス戦を最後に出番なし。およそ2年半にわたり、代表招集から遠ざかっている。
それでも本人は「再び日本代表で活躍することが、僕の大きな目標です。今の代表メンバーは、ほぼ全員ヨーロッパでプレーしています。今はより多くの出場機会を得ることが大事ですし、森保監督が僕のプレーに注目してくれることを願っています」と語っている。
なお小川とSTVVの契約期間は今年6月まで。買い取りオプションが盛り込まれているが、出場機会を得られなかっただけに、所属クラブを変える可能性も考えられる。