徳島ヴォルティスは13日開催のYBCルヴァンカップ1回戦で、AC長野パルセイロに1-5で敗北。明治安田J2リーグでも開幕3連敗を喫しているだけに、ネット上では吉田達磨監督解任論が再燃。徳島サポーターによる“応援ボイコット”にも注目が集まっている。
昨年8月にベニャート・ラバイン監督を解任し、吉田氏を招へいした徳島。昨季は「J1昇格」というクラブ目標から程遠い15位という結果に終わったものの、吉田監督のもとで今季開幕を迎えた。
しかしJ2開幕節でヴァンフォーレ甲府に1-5で敗れると、第3節ブラウブリッツ秋田戦まで全敗。秋田戦では、選手に対して試合途中で「全部蹴れ」と指示を出したことが議論の対象となっていた。
監督交代論が白熱する中で迎えた長野戦では、18分にDF田向泰輝のオウンゴールで先制点を許すと、40分で3点ビハインドの展開に。くわえて前半アディショナルタイムにはFW坪井清志郎が一発退場。55分に1点を返したが、66分に再び失点。吉田監督はFW柿谷曜一朗をベンチに下げるなど、69分に3選手を交代させたが、反撃には至らなかった。
前半から厳しい試合展開となっただけに、X(旧ツイッター)ではハーフタイムで横断幕を撤去する徳島ゴール裏の様子が話題に。「開幕3連敗で、J3クラブ相手に前半だけで3点ビハインドならば、そりゃそうなる」「平日夜にわざわざ長野まで遠征しているサポーターが可哀想」といったサポーター擁護論が噴出。「吉田監督解任待ったなし」「吉田監督と選手の関係が気になる」「吉田監督、J2第5節までは持たなさそう…」などと、監督交代を予想するファン・サポーターが多く見られる。
今季からレギュレーションが変わり、下位3クラブが自動降格となったJ2リーグ。J1名古屋グランパスの長谷川健太監督、J3ツエーゲン金沢の伊藤彰監督の進退にも注目が集まる中、吉田監督が「今季解任第1号」となるかもしれない。