NTTソノリティ株式会社(以下、NTTソノリティ)は、UNKNOWN HARAJUKUにて、聴覚を研ぎ澄ます音響XRイベント「不快ミュージアム by nwm×NTT」を開催します。また、同時にWITH HARAJUKUにて同イベントのサテライト展示を行うと発表しました。

企画のコンセプト

NTTソノリティによると、視覚経由の情報と比べると、聴覚から得る情報は少ないとのこと。その分、聴覚からの情報は集中しやすい傾向があり、聴覚には想像力をかきたてる力があると考えられているそうです。

本企画は、「聴覚を刺激する音」を追求した結果、思わず顔をしかめて「ゾクゾク」としてしまうような、「人にとって不快な音」をあえて選んだ次世代の音響XRイベントとのこと。

会場では、音漏れ最小のnwmの耳スピーカー「耳スピ(イヤホン)」を体験の軸として、会場に音を届ける設置型のスピーカーと連動させた新感覚の立体音響技術と、「耳スピ」と位置情報を活用する音響再生技術の2種類をコンテンツごとに使い、聴覚を研ぎ澄ます音響体験のエンターテイメント性やユニークさを紹介するそうです。

展示内容

「耳スピ」と設置型のサラウンドスピーカーが創り出した音響エリアや、入場者同士の会話を阻害することなく、音は調和しているのに感覚として不快な音響XRコンテンツを3つ用意しているとのこと。

1つ目は、会場内の各コンテンツに移動すると、"不快すぎる音"が突如、立体的に聴こえ、不快なシーンを音だけで再現するというもの。動きと音が連動し、その場にいる、その人にしか聞こえない不快の音体験になっているそうです。

2つ目は、周囲の音を利用して聴覚の想像力をあげる、新感覚な立体音響の不快な音体験。「耳スピ」と、設置型のサラウンドスピーカーを連動させた、高精度な移動音源表現を実現し、動きのある不快すぎる音を再現します。次世代の音響XRにより、“人類が今まで体験したことのない”不快音を体験できるといいます。

3つ目は、「みんなでつくる不快音」として、自分の声を不快音に変換できる体験コーナーがあるそうです。

また、nwmのアンバサダーを務める磯村勇斗さんが館長に就任。磯村勇斗さんが考え、今回のために録りおろしたオリジナルボイスの展示も行うそうです。

音響XRとは

まず、XRとは、現実では知覚できない新たな体験を創造する技術です。

XRは「Extended Reality/Cross Reality」の略称で、現実の物理空間と仮想空間を融合することで、現実にはないものを知覚できる技術の総称のこと。そのため、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)などの先端技術は、いずれもXRに含まれます。

音響XRとは、仮想立体音響ソリューションです。音源の位置情報(360°あらゆる方向)を利用し、その場所から音が聞こえるような音像を仮想的に作り出し、立体的に表現することができます。