「コンセンサス」の重要性

ビジネス用語「コンセンサス」とはどんな意味?ビジネスシーンによって意味が異なる?!
(画像=『FUNDO』より引用)

ここからは「コンセンサス」の重要性についてまとめます。

コンセンサス方式の会議

企業や会社では「コンセンサス方式」の会議が行われています。
「コンセンサス方式」の会議とは全会一致で決める会議のことです。

前述の通り「コンセンサス」は合意や同意を意味しています。
つまり、反論がある場合は「コンセンサス」ではありません。

そのため「コンセンサス方式」の会議では全会一致が基本です。
これは多数決における多数派と少数派の不満や対立を防ぐ方式とも言われています。

例えば、多数決の場合は多数派の意見や見解だけが押し通されてしまうこともあるかもしれません。
そうなると少数派はどのような意見や見解があっても納得せざるを得ない状況となります。

そういった状況を作らないための会議方式が「コンセンサス方式」と言えるでしょう。
要は不平等や不公平を生まないための方式が「コンセンサス方式」と覚えておきたいです。

「コンセンサス」に結びつけるには事前の準備が必要

「コンセンサス」は一見すると平和的な解決のように思えるかもしれません。

しかし、異なる主張を持つ者同士が歩み寄るのは難しいです。
仮に1人でも反論があれば「コンセンサス」に至りません。

だからこそ「コンセンサス」に結びつけるには事前の準備が必要となるわけです。

言うなれば根回しをしておかないと実現は厳しいと言えます。
だからこそ情報共有や質疑応答などできる限りの歩み寄りを提案することで「コンセンサス」に近づけていくことが必要です。

もしくは双方の意見や見解を仲介しながらのファシリテーションなどが必須となってくるでしょう。

そうした意味でも「コンセンサス」は非常に重要なものと言えます。