花見や祭り、花火大会はもちろん、日常のなかにも‟粋”な和の装いを取り入れてみたい。
3月15日(金)、メンズきものブランド「Y. & SONS(ワイアンドサンズ)」が、現代の街中にも溶け込む2024春夏コレクションをリリース。公式オンラインストアをはじめ、東京・神田と京都の実店舗にて順次販売していく。
“きもの”の枠を超えた現代的なコーディネート
「メンズきものテーラー」をコンセプトにする同店は、固定概念にとらわれない自由な発想のもと、従来のきものの枠を超えた現代的なコーディネートを提案中。
2015年3月には東京・神田明神の鳥居横に、2020年6月には伝統と未来をつなぐ京都・新風館に実店舗を展開。さらにパリのマレ地区にて、6月30日(日)までの期間限定ポップアップストアを展開している。
様々なブランドとのコラボを積極的に展開
春夏コレクションでは、藍と松煙(松の煤)で染織した「片貝絞り」や、太い綿糸を格子状に織り込んだ通気性に優れる「綿麻紅梅」、春先から通年で着られる「タンブラーウール」のきものなどを展開する。
また、生地開発からこだわったものづくりを行うブランド「AURALEE(オーラリー)」の生地を使用した、羽織とパンツのセットアップを製作。
ノイズにならない寄り添う衣服を提案する「Graphpaper(グラフペーパー)」とのコラボでは、ベルトとボタンで着脱できるきものや、より気軽なシェフパンツなどを用意している。
今回は、より日常に取り入れやすいバッグ&ハットを中心に紹介していこう。
Y. & SONS × Aeta アップサイクル ファブリックバッグ
日本のバッグブランド「Aeta(アエタ)」の手により、きものや羽織の余り生地をアップサイクル。
シルクや綿麻、シルクウールなど、様々な生地をテープ状にカットして手編みで仕上げ、1点モノとしての魅力を与えている。
Y. & SONS × KIJIMA TAKAYUKI ゆかた ファブリックバケットハット
日本のハットメーカー「KIJIMA TAKAYUKI」に依頼し、ブランドの定番である伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の絵柄などをモチーフとした、全5種類のバケットハットを製作。
ハットの横には、松尾芭蕉の句「夏草や兵どもが夢の跡」が英訳でプリントされている。
日本の伝統を凝縮したアイテムは、ファッション全体に落ち着きをもたらすとともに、国際交流時の小ネタにもなりそうだ。
Y. & SONS
直営店舗:神田店(東京都千代田区外神田2-17-2)、京都店(京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館1F)
(zlatan)
※価格はすべて税込