柏レイソル所属FW細谷真大は、北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の森保ジャパン招集や、パリ五輪世代の代表メンバー入りが期待されている。そんな中、チームメイトのブラジル人MFマテウス・サヴィオが細谷を絶賛。同選手の人柄にも言及している。
現在22歳の細谷は、2020年に柏のトップチームへ昇格すると、ネルシーニョ元監督のもとで主力選手に成長。年代別の日本代表にコンスタントに招集される中、昨季はJ1リーグ34試合出場で14ゴールをマーク。このうち、8ゴールはサヴィオのアシストから生まれたものだ。
サヴィオとのホットラインを形成している細谷だが、インターネット動画配信サービス『DAZN』で今月11日配信開始の「やべっちスタジアム」では、「サヴィオは練習中も自分の動きを見てくれているので、ボールが来る印象はある。自分としても動きやすく、自信を持って動き出せる。嬉しい」と、チームメイトを称えていた。
そんな細谷と同じく、サヴィオも同じような思いを抱いている模様。ブラジルメディア『グローボ』が今月12日に報じたところによると、同選手は「細谷は素晴らしいクオリティーの持ち主だ。僕がレイソルにやって来た時は、チームへ加わったばかりだったが、そこから頭角を現した。スピードがあって、右足、左足ともにシュート精度が抜群だね」と絶賛。
「彼はとても落ち着いているし、品がある」と語った一方、Jリーグ公式戦開催中にパリ五輪予選や本大会出場の可能性があるだけに「今年はパリ五輪(予選)に参戦するから、しばらく彼を失うことになるだろう。とても寂しいだろうね」とチーム全体への影響も懸念。それでも「日本代表に招集されたのも不思議ではない。きっと日本人誰もが誇りに感じるだけの選手になるよ」と、チームメイトの更なる活躍を願っている。
AFCアジアカップの舞台では、2試合の出場でノーゴールと結果を残せなかった細谷。それでも「J1得点王は狙っているし、最終予選で勝ってパリ五輪の切符を獲りたい」と目標を語るなど、チームメイトの後押しを受ける中、国際舞台で活躍を誓っている。