柏レイソル所属のブラジル人MFマテウス・サヴィオは、今月9日開催の明治安田J1リーグ第3節ジュビロ磐田戦でDF古賀太陽の決勝ゴールをアシスト。今季のチーム目標を分析したほか、自身の契約内容や去就についても語っている。
2019年7月にブラジル1部CRフラメンゴから柏へ移籍したサヴィオ。加入当初は外国籍選手との出場枠争いを繰り広げていたが、2022シーズンにJ1リーグで32試合に先発出場すると、昨季は31試合の出場で7ゴール10アシストをマーク。今季も開幕から全3試合フル出場と、主力選手として機能している。
サヴィオの活躍もあり、第3節終了時点で2勝1分と良い滑り出しを見せた柏。ブラジルメディア『グローボ』が今月12日に報じたところによると、同選手は今季のチームについて「今季は下位3クラブが2部へ降格するけど、僕自身は最悪のことを考えるタイプではない。残留争いについて考えないし、もっと大きな目標がほしいし、上位を目指したいね。YBCルヴァンカップでも、そのように考えている。昨年は決勝まで勝ち進んだし、僕たちの進むべき道は分かっている。チャンスはあるかもしれないね」と前向きなコメントを残したという。
そんなサヴィオには、昨季終了後にブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマからの関心が報じられた。ただ本人は「他クラブからの関心についてはあまり知りたくないね。代理人と話し合って、本当に具体的なもの、つまりオファーだけ僕に知らせるようにしてもらっているんだ」と一蹴。
「僕は柏レイソルで満足している。2026シーズン終了後まで契約は残っているし、ここを離れるつもりはないね。家族も日本の環境に慣れているし、ここでの生活は安定している。今はブラジルに戻ることは考えていないし、将来的にもその予定はないね」と、現所属クラブに対する愛着を覗かせたという。