進学や就職のために「はじめてのひとり暮らし」に挑戦するというフレッシャーズのみなさんは、4月から実家住まいのときにはそんなに意識してこなかったであろう「生活費のやりくり」を自分で管理しなくてはなりません。

dinomoWiFiを提供する通信サービス事業者Global Gateway株式会社が、2023年にひとり暮らしをはじめたという18歳以上の男女を対象に「新生活での1人暮らし×金銭的な余裕」に関する調査を実施しました。

新社会人のおこづかいは?

2023年にひとり暮らしをはじめたという社会人328人に、月に自由に使える金額についてたずねると、回答者の31%が「3~5万円未満」だと答えています。「1~3万円未満(22.6%)」と続き、新社会人の‟おこづかい”額はおよそ3万円前後が平均と考えてよさそうです。

学生325人の回答は、「1~3万円未満(29.9%)」「3~5万円未満(27.4%)」となっています。両者が自由に使えるお金にそれほど大きな違いはないようですが、やはり社会に出てからの方が少し余裕が生まれているようにも見受けられます。

節約のために見直した支出は?

たとえ自由にお金をつかえたとしても、出費の無駄を見直すことは大切。ひとり暮らしの先輩たちが節約した支出についても調査しています。

あてはまる項目を答える複数回答式で「出費を削減するために行ったことはありますか?」とたずねた設問では、学生・社会人ともに「食費・日用品の削減」が1位に。

昨今の物価高騰では、生活に欠かせない食品や日用品も値上がりの影響を受けています。ポイントをかしこく貯めたり、積極的に自炊にチャレンジしたり節約を意識した行動をとりやすいだけに多くの人が見直しているようです。

格安SIMは心配?

現代では、通信回線がライフラインのひとつといっても過言ではありません。携帯電話や、Wi-Fiサービスなどの「通信費」が家計を圧迫していても見直しづらい支出かもしれません。

格安SIMへ乗り換える際に、どんなことを不安だと感じるかを複数回答式で聞いたところ「データ容量が足りるか」「通信速度が維持できるのか」を気にしている人が多いようです。

しかし、通信費を見直したという回答者(学生69人、社会人107人)へ節約効果があったかをたずねたところ「とてもあった(学生33.3%・社会人37.4%)」「ややあった(学生52.2%・53.3%)」という回答が並んでいます。

同社は、この調査レポートにおいて通信費削減に役立つ格安SIMにはさまざまなサービスがあるといい、お試し期間などを活用して実際にサービスを利用してみること、自宅外でも利用できるモバイルWi-Fiなどの利用を検討することを提案しています。