2023年11月に「ハーレーの歴史を変える」モデル、X350が発売されました。これまで大排気量のみリリースされていたハーレーの常識を破り、排気量は353cc。日本の普通二輪免許で乗れるハーレーです。価格は消費税込み69万8000円。円安でありながら国産400ccクラスと変わらない低価格を実現しています。

X350の車種プロフィール

トラッカースタイルを採用する「X350」は、ハーレー最小排気量である350ccのモデルです。普通自動二輪MT免許で乗れるため、ビギナーでも乗れるハーレーとして日本への導入数を大幅に拡充する対応を進めています。なお、生産はベネリなども手掛ける中国のQJモーターサイクルが担当しています。

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バイクインプレ

ハーレーダビッドソンが主催しているニューモデル X350とX500 の試乗会に参加しています。エンジンをかけて乗り込んだ印象として、「これまでのハーレーダビッドソンのイメージを捨てた方がいい」と感じました。ハーレーのエントリーモデルは販売台数で苦戦することが多かったのですが、このモデルによってそうしたイメージを塗り替えることができるかどうか。そのあたりも注目されています。

それではハーレーダビッドソン X350 の外観や主なスペック装備などを確認していきましょう。全長2,110mm、シート高770mm、最低地上高143mm。レイク角248度、トレイル量100mm、ホイールベース1,410mm、車両重量180kg、燃料タンクの容量は13.5 リットルです。

エンジン形式は水冷 4ストローク4バルブ DOHC 直列2気筒.ボア&ストローク70.5mm×45.2mm、総排気量は353ccです。トランスミッションは 6速リターン。メインフレームはスチール製のトレリス構造でエンジンを車体の強度メンバーとして活用するダイヤモンドタイプを採用。フロントフォークは41mm径のインナーチューブを持つ倒立タイプで、伸び側のダンパー調節が可能です。

リアのショックアブソーバーは大きくレイダウンされ、車体の右側にオフセット。こちらは伸び側のダンパー調整とプリロード調整が可能です。フロントはウェーブ形状のローターを持ち、セミフローティングタイプのダブルディスクブレーキキャリパーは対向4ピストンタイプを採用しています。

リアも同じくウェーブ形状のローターを持つ、シングルディスクブレーキでこちらのキャリパーはシングルピストンとなっています。運転席周りのデザインはご覧の通り。短めのテーパー形状のバーハンドルを採用し、左右のスイッチボックスもオーソドックスな構成となっています。

メーターパネルはオーソドックスなアナログ式を採用。液晶表示部にはエンジン回転数、オドメーター、トリップメーター、時計などの表示が可能です。シートはシングルシートを連想させるスポーティな形状を採用。左右のステップ形状はやや特徴的です。また、全ての透過器類はLEDを採用しています。

足つき

クルーザータイプらしくシート高770mmと低いので、ほとんどのライダーは足つきで苦労することはなく、テーパー形状のバーハンドルを採用していることから長身のライダーが跨っても、ごく自然なライディングポジションを取ることができます。

走り

首都高の環状線に乗りました。エンジン音は、これまでのハーレーとは全く違うといって良いでしょう。ある程度の速度で巡航している状態だと、このエンジンが360度クランクであることがにわかには信じられないくらい軽快。180度クランクと言われても納得するレベルです。

最も驚いたのは、ストップ状態から6速のトップミッションでも走り出せたことです。もう信じられないですね。トップギアで30㎞/hで走行してもエンジンはギクシャクしません。ハーレーは「初心者のファーストマシンにしてほしい」と言っています。免許を取ったばかりの初心者でも、バイクがライダーの腕をカバーしてくれます。すでにたくさん受注を受けているそう。202年は日本にX35旋風が吹き荒れそうです。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成したものです。