現金払いにはないクレジットカードのメリットといえば利用によりポイントが貯まること。そのメリットを最大限活かすためポイントが貯まる電子マネーやQRコード決済と組み合わせて“ポイント3重取り”を狙う方法がある。
 

クレジットカードでお得にポイントを貯める方法とは?「kyash」に注目

一度の決済で複数の種類のポイントを取得することを2重取り、3重取りという。

基本はクレジットカードのポイントに、電子マネーのポイントやQRコード決済のポイント、あるいは共通ポイントサービス(Tポイント、楽天スーパーポイント、dポイント、Pontaポイントなど)のポイントを重ねて取得する。

代表的な方法としては下記の通り。なお、ここでのポイント還元率は実店舗での利用時のものとする。

クレジットカード+電子マネー+共通ポイント

クレジットカードでチャージした電子マネーを使って共通ポイント加盟店で支払うことで、クレジットポイント、電子マネー利用ポイント、共通ポイントの3重取りとなる。

獲得ポイントの目安としては、クレジットポイント1%+電子マネーポイント0.5%+共通ポイント0.5%=合計2%。

クレジットカード+QRコード決済+共通ポイント

クレジットカードを登録したQRコード決済により共通ポイント加盟店で支払うことで、クレジットポイント、QRコード決済ポイント、共通ポイントの3重取りが可能となる。

獲得ポイントの目安としては、クレジットポイント1%+QRコード決済ポイント0.5%+共通ポイント0.5%=合計2%。

上記2つの方法は共通ポイントの貯まる店舗が限られているが、これについては複数のポイントカードを持つことで対処できる。財布に何枚もカードを入れたくないなら、iPhoneのWalletアプリやAndroidのGoogle Payアプリにポイントカードを登録すればいい。

クレジットカード+kyash+QRコード決済

ポイント還元率2%のVISAプリペイドカード「kyash」の登場により、3重取りのバリエーションがひとつ増え、これまでにない高い還元率が実現された。

クレジットカードでkyashをチャージし、そのkyashを支払い手段として登録したQRコード決済により店舗で支払う。

獲得ポイントの目安としては、クレジットポイント1%+QRコード決済ポイント0.5%+kyashキャッシュバック2%=合計3.5%。

なお、今のところkyashでキャッシュバック還元を受けられるQRコード決済のうち、ポイントが貯まるのはPayPayと楽天Payだけなので、このやり方で3重取りができるQRコード決済はこの2つに限られる。

では、ポイント3重取りに向いているクレジットカードを紹介しよう。

【ポイント3重取りができるおすすめクレジットカード】

カード名 リクルートカード 楽天カード PayPayカード
デザイン リクルートカード 楽天カード PayPayカード
年会費 無料 無料 無料
通常還元率 1.2% 1.0% 1.0%
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リクルートカード――高還元率だからどのパターンにも合う

リクルートカードは年会費無料で作れ、ポイント還元率は1.2%と他のカードと比較してかなり高い。

電子マネーへのチャージ分にはポイントが付与されないクレジットカードも多い中、このカードではVISA、MasterCardブランドを選ぶと、nanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAへのチャージでポイント付与。JCBブランドを選ぶとnanacoとモバイルSuicaへのチャージでポイントが付与される。ただし、すべての電子マネーへのチャージの合計が月間3万円を超えた分にはポイント付与がないので注意したい。

電子マネーにチャージする場合、またはQRコード決済の支払いに使う場合には加盟店が多く、使い勝手がいいのは楽天Edyだ。

リクルートカードでチャージした楽天Edyで、楽天スーパーポイント0.5%還元の店舗の支払いを行うと、クレジットポイント1.2%+楽天Edy利用ポイント0.5%+楽天ポイント加盟店利用分0.5%(200円ごとに1ポイント)=合計2.2%となり、1%還元店なら3.2%だ。

もちろん、Tポイント加盟店やPontaポイント加盟店でも同じパターンで3重取りできる。

一方、リクルートカードでkyashにチャージして、それをPayPayか楽天ペイで使う場合、クレジットポイント1.2%+kyashキャッシュバック2%+QRコード決済ポイント0.5%=合計3.7%となる。さらに、これを1%還元の楽天ポイント加盟店で使い四重取りにすれば合計4.7%にもなる。

楽天カード――楽天スーパーポイントをまとめて貯めるのに向いている

どうせ3重取りするなら同じ種類のポイントを貯めたいという人には、年会費無料で作れる楽天カードで登録した楽天ペイを使い、楽天ポイント加盟店で支払うというやり方だと、貯まるポイントはすべて楽天スーパーポイントになる。

その場合クレジットポイント1%+楽天ペイ利用ポイント0.5%(200円ごとに1ポイント)+楽天ポイント加盟店の利用では1~3倍ポイントが付く。

楽天スーパーポイントは、楽天市場など楽天系のサービスで支払いに使えるほか、楽天Edyにも交換できるので、使い勝手の面で困ることはまずないだろう。

PayPayカード――PayPayとの組み合わせだったらこのカード

PayPayカード(Yahoo! JAPANカード)は年会費無料で作れ、ポイント還元率1%という点では楽天カードと同じだが、PayPay決済分の支払いに使うと、通常0.5%のPayPay利用ポイント(PayPayボーナス)が3%にポイントアップする。

そこで、PayPayカード+PayPay+共通ポイントの3重取りなら、クレジットポイント1%+PayPay利用ポイント3%+共通ポイント加盟店利用ポイント0.5%=合計4.5%となる。

ただ、ひとつ注意したいのは、PayPay利用ポイントは1回1万5,000円、1ヵ月3万円の利用を超えた分については付与されないという点だ。

この3重取りに組み込む共通ポイントは何でもいいが、PayPayカードで貯まるポイントはPayPayボーナスなので、PayPay加盟店のほうがポイントをまとめやすい。

数パーセントのポイントでも毎日のことを考えると大きい

リクルートカードの電子マネーチャージ分や、PayPayの利用ポイントのように、ポイント付与が適用される金額が制限されていることがあるので、それを超えそうなら決済手段をチェンジして、うまく制限を超えないようにしたい。

わずか数パーセントのポイントのために面倒だと思うかもしれないが、毎日の積み重ねだと考えると決して小さな額ではないし、最初に3重取りの仕組みを設定すれば、あとはたいした手間はかからないので、自分に合った3重取りの組み合わせを考えてみてはどうだろうか。
 
執筆・モリソウイチロウ

「ZUU online」をはじめ、さまざまな金融・経済専門サイトに寄稿。特にクレジットカード分野では専門サイトでの執筆経験もあり。雑誌、書籍、テレビ、ラジオ、企業広報サイトなどに編集・ライターとして関わってきた経験を持つ。  

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