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スタッドレスタイヤがなかった時代、雪道対策はどしてた?
スタッドレスタイヤが登場する前は「スパイクタイヤ」が主流だった
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スタッドレスタイヤがなかった時代、雪道対策はどしてた?
雪道を安全に走行するためには、通常時とは異なった走り方が求められ、より一層の注意を払う必要がある場面も増えます。
雪道を走行するために、スタッドレスタイヤの装着は法律で義務付けられています。
しかし、そんなスタッドレスタイヤは過去50年ほどで急激に性能と生産数が増えたもので、かつては一般的なものではありませんでした。
そのような雪道走行専用のタイヤが作られるまでは、どのように車を冬支度していたのでしょうか。
スタッドレスタイヤが登場する前は「スパイクタイヤ」が主流だった
スタッドレスタイヤが存在しない時代は冬用タイヤとして、タイヤに金属製のピンを打ち込んだスパイクタイヤや、タイヤに直接チェーンを取り付けて走行していました。
タイヤチェーンは今でも大型車などにおいては使われることもあるため、見かける機会も少なくはないですが、スパイクタイヤは見たことすらないという人がほとんどでしょう。
スパイクタイヤが使用されなくなった背景には、そのタイヤの特徴にありました。
路面をひっかきながら走るスパイクタイヤは、雪のないところではアスファルトの粉を大気に撒き散らしてしまう「粉塵公害」というものを引き起こしてしまいます。
当時は粉塵公害が社会問題にも発展したことから、最終的にはスパイクタイヤは原則禁止となり、代替として注目されたのが、現在お馴染みの「スタッドレスタイヤ」です。
「スタッド」はスパイクのことを指し、それがないので「スタッドレス」タイヤと呼ばれています。