世界のNFC市場は2026年までに398億ドルに達する見込み
2021年4月にREPORTOCEANが発行したレポートによると、世界のNFC市場は2020年に175億米ドルに達すると推定され、さらに2026年までに398億米ドルに達すると予測されている。
NFCはおサイフ機能付きスマートフォンや交通系ICカード、クレジットカード、鍵や財布などの忘れ物防止タグなど、さまざまなサービスに利用されている。
2022年11月には、サンワサプライがNFCを小さなシールに埋め込んだ「NFCタグ」を発売。あらかじめNFCタグにアプリの起動、Webページの読み込み、無線LANやBluetoothのON/OFFなどの動作を登録しておけば、スマートフォンをかざすだけで登録された動作を実行できるというものだ。
このようなNFCを活用したサービスは増えつつあるが、「誰もが日常的に利用している身近なツール」と呼ぶにはあと一歩足りない印象だ。Stick nTag開発グループも、NFCがすでに多くのスマートフォンに組み込まれているにもかかわらず、十分に活用されていない点、そしてNFCの“未開拓の可能性”に気付き研究を進めたという。
Stick nTagはNFCの可能性を切り開く存在となりえるのだろうか。今後もStick nTagの活躍や、同製品の反響に注目していきたい。
参考・引用元:Kickstarter
(文・Haruka Isobe)