長野県の小諸市にある「小諸蒸留所」では、3月15日(金)より、熟成中のウイスキー原酒「ニューボーン」の提供を開始する。
「ニューボーン」とは、熟成期間3年未満のウイスキー原酒。同蒸留所のビジターセンター1階にあるバーで、ペアリングメニューとともに楽しみたい。
世界的に注目されている長野県の「小諸蒸留所」
「小諸蒸留所」は、ジャパニーズウイスキーの生誕100周年にあたる2023年、長野県小諸市に誕生した。
同蒸留所はイギリスの大手専門誌に「世界で最も訪れたい蒸留所3選」の1つに選ばれ、世界中のウイスキー関係者が集う「World Whisky Forum(WWF)」の開催地にもアジアで初めて選出されている。
創業してから間もない同蒸留所がこれほど注目されるのは、世界的なウイスキーの造り手であるイアン・チャン氏が、同蒸留所で至高のジャパニーズウイスキー造りに励んでいるためだ。
バーや教室も併設
ビジターセンターと一体になった同蒸留所のデザインは、周囲の自然に溶け込むように工夫されており、随所にこだわりが散りばめられている。
ビジターセンターの1階にはバーとショップ、2階にはウイスキーが楽しく学べるウイスキーアカデミーの教室があるが、ウイスキー造りを間近に感じられるように、全ての部屋からフォーサイス社製のポットスチルを眺めることができる。
さまざまな変化を味わうことができる「ニューボーン」
今回提供を開始する「ニューボーン」は、同蒸留所ならではのウイスキーの熟成過程が楽しめるように、マスターブレンダーであるイアン・チャン氏が、その時々でさまざまな樽の「ニューボーン」を選りすぐってブレンドする。
ウイスキーとのペアリング
豊かな香りや複雑な味わいの「ニューボーン」の提供はペアリングメニューとなっており、熟成前のウイスキー原酒「ニューメイク」を使用した、濃厚な風味のチョコレート羊羹「ヨーカン・オ・ショコラ」と一緒に楽しめる。ビジターセンター1階のバーで堪能しよう。
春限定のメニューも登場
今回の新メニューには、熟成中のウイスキー原酒「ニューボーン」のペアリングメニューや、「ニューメイク」をベースにしたシグネチャーカクテル「ニューチャプター・イン・KOMORO」をはじめ、さまざまな春限定メニューも用意している。
「ニューチャプター・イン・KOMORO」は、「ニューメイク」の豊かな香りやなめらかな口当たりを活かしたカクテル。
また、「スモーキー・モカスムージー」は、スモーキーなシングルモルトスコッチをベースにしたスイーツカクテルだ。
ほかにも、長野の食材を詰め込んだ自家製ポテトパイ「スパイシー・ポテトパイ」や、桜の香りとチーズの濃厚なうまみを組み合わせた「桜あんとチーズのおつまみ最中」などと一緒に、同蒸留所のウイスキーを楽しみたい。
来るタイミングによってさまざまな変化を味わうことができる、新しいウイスキー体験を試してみては。
小諸蒸留所
所在地:長野県小諸市甲字軽石4630-1
(田原昌)