2月27日(火)に発売したバイク月刊誌『RIDERS CLUB(ライダースクラブ)』600号記念号(4月号)が、発売後1週間でほぼ完売してしまった。これを受けて実業之日本社は重版を決定、3月12日(火)に待望の発売へ!同誌は全国の書店やネット書店で入手できる。

異例のバイク雑誌の重版、いったい何が起きたのか。

レジェンドライダー・平忠彦さんの総力特集に注目

巻頭特集『平忠彦が今語ること「流されず、動く」』では、メディアからの引退を表明していたレジェンドライダーの平忠彦さんが登場。1980年代のバイクブームの中心にいた平さんは、レースシーンのスタントマン役や男性用整髪料のイメージキャラクターとしても活躍し、人気を博したが、本人にとっては決して望ましいことではなかったという。

そして平さんは、どんなに人気が出ても騒がれても、レーシングライダーとして「自分の仕事はレースに勝つこと」と、「平忠彦」を貫き通した。

『RIDERS CLUB』600号記念号では、そんな平さんが同誌にのみ特別に語ったことを44ページにわたって完全掲載。平さんが今語りたいこと、考えていること、取り組んでいることのほか、過去に駆ったレーシングマシンも多数掲載した。

4月号は発売日前から大変な話題となっていたのだが、発売直後から書店でもネット書店でも入手困難となり「買えない!」「紙で読みたい!」という声が続出したため、緊急重版に踏み切ったとのことだ。

河崎裕之さんも登場、対談にも注目

4月号では平さんのインタビューだけでなく、親交のあった人々も登場する。

例えば平さんの大先輩にあたる河崎裕之さんは、平さんの原石時代について語る。80年代、平さんに出会った河崎さんは、特別な何かを感じたわけではなかったという。しかしその後、まわりに磨かれるのではなく、自らを高めることで輝きを増していった平さんについて知ることができる。

また、同誌でエグゼクティブ・アドバイザーを務める世界GP250チャンピオン 原田哲也さんも登場。原田さんと平さんはヤマハファクトリーライダーの先輩と後輩であり、ともに苛酷な世界グランプリを戦い抜いた戦友だ。原田さんは、平さんを「代え難いスーパースター」と言い、平さんは原田さんを「尊敬すべき天才」と形容。延々と続いたふたりのトーク内容とは?

アライヘルメット 新井理夫社長とのスペシャル対談も見逃せない。アライヘルメットを使用する平さんは、「頭を、命を護る」という同社製品の機能性を高く評価していることはもちろんだが、アライヘルメットの企業としての考え方にも共感しているという。平さんとアライヘルメットに共通する考え方とは、いったい何だろうか。

注目の同誌を手に取り、レジェンドライダーの今を知ろう。

『RIDERS CLUB』600号記念号(4月号)
発行:実業之日本社
定価:1200円(税込)

(Mayu)