札幌ドーム 写真:Getty Images

 3月10日、札幌ドームで行われた明治安田J1リーグの第3節北海道コンサドーレ札幌と浦和レッズの試合(0-1)で、芝生コンディションに関する札幌のサポーター兼個人スポンサーでビジネスコンサルタントや著述家として活動する村上アシシ氏の指摘に、SNSで賛否が巻き起こっている。

 同試合、スタジアムの芝生が柔らかい状態で土が見えている部分も多く、浦和の選手達に負傷や足を攣ったことが要因とみられる選手交代が相次いだ。また、ボールのバウンドが変わり、札幌の選手が放ったシュートが大きく浮いて外れるシーンも複数回見られた。

 村上氏は10日の試合終了後、自身のX(旧Twitter)に「前半のスパチョーク(タイ代表MF)や後半のMF田中宏武の決定機でシュートが浮いたのは芝のせいにしたいくらいの札幌ドームの芝の養生がうまくいってなかったとように思う。パスサッカーを標榜するならホームスタジアムの芝の管理をちゃんとしてほしい」と投稿。両選手が放ったシュートはボールに触れる直前でバウンドが変わって外れ、それがピッチコンディションの影響だと指摘した。

 これを受け、ファンサポーターからは「もう3月だってのに季節外れの多めの雪が何度も降ってる札幌で芝を育てろっていうのも難しいんじゃないかなと思う。この方は札幌に住んでないからそんなこと知らないんだろうけどさ。あんまり人の意見に反すること言いたくないけど。ドームありがたい存在だよ」と、否定的なコメントが寄せられた。この状況を受けてか、村上氏はポストを削除した上で「札幌ドームの芝の管理に文句言ったら炎上気味になったのでポスト削除しました。失礼しました」と謝罪している。

 その一方で同氏に同意する意見も見られ「冬だから、札幌だからではなくちゃんと問題提起してくれるのはアシシさんらしい。勇気を持って再ポストを頼みます」と投稿するファン・サポーターもいるようだ。

 今後、札幌ドームの芝生は良い状態に戻るのだろうか。