WHILL株式会社とJTBグローバルマーケティング&トラベルは、インバウンド客に向けたツアーで、免許不要の近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」の日額レンタルサービスを開始しました。

このサービスは、歩行に不安を感じる人や高齢者との旅行を考えている人に向けて、快適な移動手段を提供することを目的としています。

新時代の移動手段「ウィル」

コロナ禍を経て、円安なども後押しとなって回復した訪日観光客。このWHILLレンタルサービスは、長距離の歩行に不安を抱える人や、高齢者の「徒歩」をカバーする提案としてスタートしたといいます。

フルオーダーメイドで旅行を計画する訪日客や、ツアー参加者、クルーズ旅行などで日本に立ち寄る人に向けて、体力や疲れを気にせずに日本の魅力を満喫する機会を提供しようという試みです。

近距離モビリティWHILLとは?

次世代型電動車椅子として紹介されることが多いWHILLは、自転車でもバイクでもない新たなモビリティとして注目を集めています。

すでに羽田空港や、北海道ボールパークFビレッジ、日本科学未来館などで導入されているといい、さまざまな人びとが快適に移動し、お出かけ先を心から楽しめる社会を目指しているといいます。

サービス概要

このサービスでレンタルされるという「WHILL Model F」は、軽量で折りたたみ可能なモデルで、収納や持ち運びに便利な設計がほどこされているそうです。

レンタル期間は最短4日間から最長30日間までと、ニーズに合わせて柔軟に選択可能。充電器、バッテリー、バスケット、杖ホルダーが付属品として貸し出されます。

家族との旅行や日常のお出かけにも気軽に利用することができることから、移動手段に使える新たな選択肢の1つとなりそうです。



<参照>

JTBの訪日観光客向けツアーにて、近距離モビリティ「ウィル」のレンタル取り扱いを開始