先月、2ヶ月ぶりの前年同月比で増加となった外国メーカーの輸入乗用車市場、再び前年割れに。1月は13,643台台の登録で、前年同月比-11.8%の減少に転じた。一方で、国内ブランドの輸入乗用車は、同+21.1%と増加している。

1月の輸入車販売は前年実績割れに。国内ブランド輸入車が好調。 (2024年1月・輸入乗用車販売TOP20)
(画像=第6世代となる新型メルセデス・ベンツEクラスが投入された。積極的なプロモーションはその期待感の表れ。写真・左はE350e スポーツ エディションスター、同・右はE220dステーションワゴン アバンギャルド,『CAR and DRIVER』より 引用)

 輸入車登録台数首位はメルセデス・ベンツ。3,349台のセールスだが、前年同月比で90.6%。対前年比で88.2%となった海外ブランド輸入車市場は前年超えしている主要ブランドは、BMW・MINI(107.6%)、ポルシェ(151.2%)、ランドローバー(123.7%)の3ブランドだけだ。先月3位だったフォルクスワーゲン(VW)は、1,720台を登録し、今月は2位に。3位のBMWとともにほぼ前年同月並みの販売台数を維持しているが、4位のアウディは同58.0%と現象している。

1月の輸入車販売は前年実績割れに。国内ブランド輸入車が好調。 (2024年1月・輸入乗用車販売TOP20)
(画像=ゴルフとともに昨年販売台数のモデル別TOP5にランクインしているVW T-ROC。T-ROC、T-CROSSで4,5位を占めている。画像はT-Roc TDI R-Line ブラックスタイル,『CAR and DRIVER』より 引用)
1月の輸入車販売は前年実績割れに。国内ブランド輸入車が好調。 (2024年1月・輸入乗用車販売TOP20)
(画像=前年比151%で8位にランクインのポルシェ。画像は2月7日に予約開始されたEVスポーツモデルのタイカン(写真・右)およびタイカン クロスツーリスモ(同・左),『CAR and DRIVER』より 引用)

 国内ブランドの輸入乗用車は、タイから輸入している日産キックス(1,314台)に加え、中国生産のホンダ・オデッセイ(1,018台)の本格的な輸入・販売により対前年比121.1%と上昇傾向。ホンダWR-V(インド生産)の販売も3月22日から販売が開始予定なので、さらなる上乗せとなっていくだろう。

1月の輸入車販売は前年実績割れに。国内ブランド輸入車が好調。 (2024年1月・輸入乗用車販売TOP20)
(画像=予約販売が開始、現在半年間ほどのバックオーダーを抱えているホンダWR-V。パワートレインは1.5リットル直列4気筒DOHCエンジンを搭載。,『CAR and DRIVER』より 引用)
1月の輸入車販売は前年実績割れに。国内ブランド輸入車が好調。 (2024年1月・輸入乗用車販売TOP20)
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

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