独立系時計メーカーの先駆者である“ダニエル・ロート”は、LVMHウオッチウィーク期間中にメゾン復活の一環となる新作“ダニエル・ロート トゥールビヨンスースクリプション”を発表した。

【復活したスイスの高級時計“ダニエル・ロート”】LVMHウオッチウィークで新作発表
(画像=ダニエル・ロート トゥールビヨンスースクリプション ■Ref.DR0011YG-01。18KYG(38.6×35.5mmサイズ)。手巻き(Cal.DR001)。,『Watch LIFE NEWS』より 引用)

フランスの時計職人の家庭に生まれ、オーデマ ピゲなどで修業を積んだのち、ブレゲに採用されブランドの再開発を率いたダニエル・ロート。1988年に立ち上げた自信の名前を冠したブランド“ダニエル・ロート”が“・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン”の支援を得て発表した“ダニエル・ロート トゥールビヨンスースクリプション”は、最初のモデル“トゥールビヨン(REF. 2187 / C187)”にオマージュが捧げられたモデルだ。

ダニエル・ロートのスタイルは、ブレゲの作品群から得た歴史的なインスピレーションと、ダブルエリプスとして知られる独創的でモダンなケースの融合が特徴。特にダニエル・ロート自らの考えから生み出されたダブルエリプスケースは、円と四角を組み合わせた類い稀なフォルムをもち、ブランドのすべての複雑機構におけるベースとなっている。

【復活したスイスの高級時計“ダニエル・ロート”】LVMHウオッチウィークで新作発表
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)
【復活したスイスの高級時計“ダニエル・ロート”】LVMHウオッチウィークで新作発表
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

89年に発表されたトゥールビヨン機構を搭載した史上初の腕時計のひとつにもダブルエリプスケースが採用されており、ブランドのフラッグシップモデルとなっている。そのオリジナルの持つ精神に忠実でありながら、デザインと機構に改良を加えたモデルが、今回発表されたトゥールビヨンスースクリプションとなる。

ケースは、形もサイズもクラシックなダブルエリプスを踏襲しつつ、ケースの厚みを9.2mmに薄型化するなど、細部に改良が加えられた。さらに、まったく新しい自社製ムーヴメントとソリッドゴールドのギョーシェ模様の文字盤を取り入れることで、メゾン復活の旗印となる本作が生み出されているのだ。

なお、“ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン”の支援を得て復活したダニエル・ロートの時計は、すべての新作がルイ・ヴィトンのウォッチメイキングアトリエで製作されるとのこと。これからの動向にも注目しておきたい。

【問い合わせ】
詳細は ダニエル・ロート 公式サイト danielroth.com まで

文◎Watch LIFE NEWS編集部