MF守田英正は北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の日本代表に合流する前に、スポルティングCPと契約延長で合意に達する模様。現地メディアは、MF長谷部誠擁するアイントラハト・フランクフルトからのオファー拒否を報じているほか、ブンデスリーガ(ドイツ1部)所属クラブからの関心を伝えている。
川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、昨年夏にスポルティングCPへ完全移籍した守田。加入1年目の2022/23シーズンにつづき、今季も中盤に必要不可欠な選手として活躍。昨年秋から契約延長の可能性が複数回にわたり報じられていた。
ポルトガル紙『レコルド』が今月9日に報じたところによると、両者は2026年6月から2年間の契約期間延長で合意したとのこと。現在の年俸は45万ユーロ(約7200万円)とクラブ内で中間レベルだが、契約延長により75万ユーロ(約1億2000万円)にまで引き上げられる見込み。契約解除金も4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)にまでアップ。同紙は守田本人が代表活動を控えていることを伝えた上で「両者が契約延長で合意に達するまで、あと数日だ」としている。
一方、フランクフルトは昨年10月に守田獲得オファーをスポルティングに提示したが、却下されたとのこと。記事では「ドイツ国内クラブにとって、守田の年俸額は“意味のある数字”と言えるだろう。マインツも日本代表MFを誘惑した」と綴られている。
なお、守田の去就には日本代表OBの内田篤人氏も関心を寄せている模様。スポルティングCP所属FWヴィクトル・ギェケレシュやルベン・アモリム監督にプレミアリーグ行きの可能性が報じられているだけに、同氏はインターネット動画配信サービス『DAZN』の制作番組『内田篤人のフットボール・タイム』で「ポルトガル(のクラブからは)引き抜きやすいだろうね。(ビッグクラブのスカウト陣が)ギェケレシュを視察しに来ているついでに『守田いいな、この選手獲りたいな』ということがあると思う。アモリム監督は当然気に入るでしょう」とコメントを残していた。