浦和レッズ、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏が今月10日、自身のYouTubeチャンネル『闘莉王TV』を更新。今月14日に北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の代表メンバー発表を控える中、AFCアジアカップ全5試合失点のGK鈴木彩艶（シント=トロイデンVV：STVV）に言及。森保一監督に鈴木のスタメン起用を止めるよう求めたほか、GKシュミット・ダニエル（KAAヘント）の代表復帰を提言した一方、代表招集候補にGK大迫敬介（サンフレッチェ広島）の名前を挙げることはなかった。
シュミットやGK中村航輔（ポルティモネンセ）など、欧州リーグでのプレー経験が豊富な守護神が不在だったアジアカップの日本代表。森保監督は鈴木、前川黛也（ヴィッセル神戸）、野澤大志ブランドン（FC東京）とGK3名を招集したが、いずれも大会前の時点でA代表キャップ数は5未満。鈴木が何度もセットプレーから失点しただけに、ファンから「経験不足」との声が。闘莉王氏は「鈴木にとって、流れが良くない」と語った上で、何度もスタメンGKの交代を求めていた。
そんな闘莉王氏は、北朝鮮戦で森保一監督の采配に期待することとして「GKを替えること」と、アジアカップ開催時につづきGK問題に言及。「鈴木と前川にまたチャンスをあげてほしいけど、今度はシュミットを出して！」と、カタールW杯代表メンバー守護神の起用を要求。「GKやらかすな！本当にもういい加減にやらかすな！」と声を荒げた。
ただＸ（旧ツイッター）では、広島の正守護神である大迫の代表復帰待望論が噴出。東京五輪の代表メンバーである大迫は、カタールW杯出場こそ叶わなかったが、昨年3月に代表復帰。9月開催の国際親善試合ドイツ戦では、強豪相手に1失点でまとめて勝利に貢献したが、右手舟状骨骨折によりアジアカップ欠場を余儀なくされた。
それでも今季開幕前に復帰すると、先月23日開催のJ1開幕節・浦和レッズ戦ではクリーンシートを達成し、勝利に貢献。今月9日に行われた第3節のサガン鳥栖戦でもフル出場。J1通算136試合出場で132失点と、1試合平均の失点数が「1」を下回っている。
