日産の定番ビジネスバンの「AD」がマイナーチェンジ。各種法規に適合させるとともに、「踏み間違い衝突防止アシスト」を全グレードに標準設定。車両価格の引き下げも実施

 日産自動車は2024年3月1日、商用バンの「AD」を一部仕様変更し、同日より発売した。

商用バンの日産ADが一部仕様変更を実施して安全性を向上
(画像=▲日産ADエキスパートGX(2WD) 価格:CVT192万3900円 全長4395×全幅1695×全高1500mm ホイールベース2600mm 車重1150kg 乗車定員2(5)名 WLTCモード燃費16.0km/リットル 写真のボディカラーはエクセレントブルー、『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開は以下の通り。

■2WD車(HR15DEエンジン搭載)

DX:174万9000円

VE:177万8700円

エキスパートGX:192万3900円

■4WD車(HR16DEエンジン搭載)

DX:191万1800円

VE:194万1500円

エキスパートGX:207万2400円

商用バンの日産ADが一部仕様変更を実施して安全性を向上
(画像=▲日産AD VE(2WD) 価格:CVT177万8700円 全長4395×全幅1695×全高1500mm ホイールベース2600mm 車重1140kg 乗車定員2(5)名 WLTCモード燃費16.0km/リットル 写真のボディカラーはホワイト、『CAR and DRIVER』より 引用)
商用バンの日産ADが一部仕様変更を実施して安全性を向上
(画像=▲日産AD DX(4WD) 価格:CVT191万1800円 全長4395×全幅1695×全高1545mm ホイールベース2600mm 車重1230kg 乗車定員2(5)名 WLTCモード燃費12.4km/リットル 写真のボディカラーはブリリアントシルバー、『CAR and DRIVER』より 引用)

 今回の仕様変更は、後退時車両直後確認装置装着の義務化など各種法規に適合させるとともに、「踏み間違い衝突防止アシスト」を全グレードに標準設定して、全車サポカーSワイドの対象車となるなど安全性の向上を図ったことが特徴。また、車種構成の見直しも実施し、エキスパートLXをカタログから外して2WD車と4WD車ともにDX、VE、エキスパートGXの3グレード展開とし、同時に車両価格の引き下げも行って、より選択しやすいビジネスバンに仕立てた。

商用バンの日産ADが一部仕様変更を実施して安全性を向上
(画像=▲全グレードに「インテリジェントエマージェンシーブレーキ」を標準装備、『CAR and DRIVER』より 引用)
商用バンの日産ADが一部仕様変更を実施して安全性を向上
(画像=▲「踏み間違い衝突防止アシスト」を全グレードに標準設定、『CAR and DRIVER』より 引用)

 パワーユニットは基本的に従来を踏襲し、2WD車にHR15DE型1498cc直列4気筒DOHCエンジン(110ps/14.9kg・m)+エクストロニックCVTを、4WD車にHR16DE型1597cc直列4気筒DOHCエンジン(113ps/15.3kg・m)+E-ATx(電子制御4速AT)を搭載している。

商用バンの日産ADが一部仕様変更を実施して安全性を向上
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
商用バンの日産ADが一部仕様変更を実施して安全性を向上
(画像=▲内装色は全グレードでブルーイッシュグレーを採用。エキスパートGXはジャージ表皮のシートや運転席シートリフター、後席ピローを標準で装備する、『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

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