サガン鳥栖は今月9日開催の明治安田J1リーグ第3節で、サンフレッチェ広島に0-4と大敗。MF川村拓夢やFWピエロス・ソティリウらにゴールを決められた一方、一部のファン・サポーターから山本雄大主審に対する誹謗中傷発言があったと、ネット上で騒動に発展している。
今年開業のエディオンピースウイング広島で開催にされた一戦では、ホームチームが前半から主導権を握る中、18分にDF塩谷司のゴールで先制。31分に川村がゴールネットを揺らすと、後半にも2点を追加。鳥栖にシュート30本、枠内シュート10本を浴びせるなど、地力の違いを見せつけた。
敵地で黒星を喫した鳥栖だが、アウェイゴール裏で観戦していたというSNSユーザーによると、ゴール裏の一部サポーターが山本主審を誹謗中傷するような言葉を発したとのこと。当該SNSユーザーは不適切な発言だとして注意したという。
この投稿はX(旧ツイッター)上で瞬く間に拡散。「審判も人間だから、この発言はダメ」「試合やジャッジに不満あるのは仕方ないけど、野次や罵声は本当に聞きたくない」「子供たちにこんな汚い言葉聞かせてどうする」といった批判が湧き起こる一方で、「注意した人は勇気ある行動!」「一線を超えた言動に毅然として対応したこの方の行動は称賛に値します」と注意したサポーターに対する賛辞も多く見られる。
ただそれでも「山本雄大主審のジャッジは酷かった」「批判されて当然」といった否定的な意見が。それでも「審判も選手同様、生活をかけて試合を作っている」「審判を含めての試合」「審判にもリスペクトを」と呼びかけるファン・サポーターもいる。
過去にも自身の判定を巡り、複数回にわたりファン・サポーターから批判を浴びていた山本氏。批判は付き物だが、人格否定や誹謗中傷は断じて許されない。