今月10日に行われる明治安田J1リーグ第3節の北海道コンサドーレ札幌対浦和レッズでは、両クラブOBの小野伸二氏が来場する。その小野氏は来月、日本代表FW上田綺世擁するオランダ1部フェイエノールトを訪問する予定だ。
日本代表のレジェンドでもある小野氏は、2001年に浦和からフェイエノールトへ移籍。加入1年目から主力選手として活躍する中、2001/02シーズンにはUEFAカップ優勝に大きく貢献。その後は負傷離脱が相次ぎ、2006年1月に浦和へ復帰したとはいえ、フェイエノールトでの活躍ぶりは今もなお多くのファン・サポーターの間で語り継がれている。
フェイエノールトが今月8日に公式発表したところによると、小野氏は4月7日開催のアヤックス戦でフェイエノールトのホームスタジアムにゲストとして来場。試合前にファン・サポーターにむけて挨拶を行うという。
そのフェイエノールトに所属している上田だが、今季ここまでオランダ1部リーグで先発出場わずか1試合。メキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスが絶対的ストライカーとして活躍しており、厳しい立場に置かれている。また今月3日開催のPSVアイントホーフェン戦では、ベンチ脇で5度ウォームアップも出番なし。元オランダ代表のレネ・ファン・デル・ハイプ氏がポッドキャスト『Kieft Jansen Egmond Gijp』で「自分なら、5回目のウォームアップ時に監督に対して『ふざけるな』と言っていたと思う」と語るなど、オランダ国内で波紋を呼んでいる。
なお小野氏は札幌ドーム開催の札幌対浦和で、キックオフ80分前の11時45分ごろにピッチに登場する予定だという。解説者として活動する中、古巣クラブの訪問で多忙を極めている。