不思議な体験は、平時・戦時中を選ばない。特に戦時中のそうした話は、戦時下での極限状態によってもたらされた錯覚とさえ言われることがある。そうであっても、実に摩訶不思議な体験を、それも軍人という立場の人々が体験するというのは大変に興味深いものでもある。その中で、まるで恐竜のような謎の生物を目撃したという情報がいくつも存在しているのである。

 1944年、フィリピンのカミギン島北方で南進していた日本軍の第二艦隊、通称西村艦隊が水面に頭を出して泳いでいたモササウルスのような生物と遭遇したと言われている。モササウルスは、7900万年前~ 6500万年前に棲息していた海棲爬虫類であり、体長は最大のもので18メートルにも及ぶ、頭部がワニに似た頂点捕食者である。艦隊は、敵の兵器などの可能性を考えその生物めがけて発砲、逃走する生物を駆逐艦の満潮(みちしお) が追跡したというのである。乗組員の証言によれば、 その生物は血の染まった海の中に沈んでいったという。

モササウルスらしき怪物の報告は他にもあり、夜間偵察船が航行中に海中で謎の生物から二度ほど突進を受け、集中攻撃によって生物を追い払うことは出来たが船体のダメージが 大きかったことで基地に戻った、という話がある。ただこの話は、1918年にドイツの潜水艦「UB-85」 が夜間に海面浮上した際、 謎の生物が船体に衝突し機銃掃射で撃退するも、多くのパーツが損傷してしまい潜航できなくなったという話に似ており混合されたものである可能性もあるだろう。

 陸地においても恐竜らしき生物の目撃は報告されている。

 タイでのこと、捕虜を収容する洞窟で、幾度も捕虜が失踪するという事件があり、調査のために軍人が内部に進んでいくと、ドラゴンのような生物を発見し、なんと手榴弾で退治したというのである。 生物の死体の行方はわかっていないが、この正体は世界最大のトカゲである「コモドドラゴン」 ではないかとも言われている。

 またインドネシアでは、 ステゴサウルスらしき生物がジャングルで目撃されたというのであ る。証言者がのちに、 博物館でステゴサウルスの骨格標本を見てきわめて酷似していると判断したというのだ。

 これらは、古代の恐竜の生き残りであったのだろうか、それとも当時現存していた別の生物の見間違えであるか、 今となっては確かめるすべはない。しかしながら、本来はほぼ立ち入ることのないような領域で、そうした不可思議な生物の目撃がなされているという共通点は、 注目するに値するだろう。

【参考記事・文献】

・太平洋戦争中に日本軍がモササウルスと戦闘! 歴史上の軍艦を攻撃した海の怪物たちがヤバい!

・日本軍が恐竜を手榴弾で退治!世界の軍人たちが戦闘& 遭遇した怪物たち

【文 ZENMAI】

文=ZENMAI(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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