かつてヴィッセル神戸でプレーしていたFW小田裕太郎は現在、FW田川亨介とともにスコットランド1部ハーツでプレー。現地メディアが小田の近況を伝えているが、FW細谷真大(柏レイソル)やFW福田師王(ボルシアMG)のライバルとしてパリ五輪世代のU23日本代表に招集されるかもしれない。
小田は昨年1月に神戸からハーツへ完全移籍。加入当初は出場機会に恵まれなかった小田だが、昨年4月の監督交代をきっかけに立場が一変。2022/23シーズンのスコットランド1部プレーオフ全5試合で先発出場すると、今季も開幕からリーグ戦5試合つづけてスタメン出場していた。
ただ昨年9月16日のリーグ戦でハムストリングを負傷。昨年10月の復帰以降はスーパーサブとして出場機会を確保していたが、先月中旬に再びふくらはぎに問題を抱えて戦列を離れていた。
しかし英紙『エジンバラニュース』が今月7日に伝えたところによると、小田はすでに全体練習の一部メニューを消化しているとのこと。ハーツ率いるスティーブン・ネイスミス監督も「彼はすでにトレーニングに励んでいる」と語るなど、11日開催のスコットランド国内カップ戦で復帰する可能性があるという。
その小田は昨年9月、日本代表の一員としてAFC U23アジアカップ予選に参戦。同年11月には、U22日本代表に招集されると、アルゼンチン戦でスタメン出場。ゴール・アシストこそなかったものの、69分までプレーして勝利に貢献していた。
福田や細谷、FW鈴木唯人(ブレンビーIF)など前線で多くのタレントを擁するU23日本代表。今年4月にAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選を控えるだけに、今月ウクライナ戦、マリ戦に臨む代表のメンバー選考から目が離せない。