リアルタイム・テクノロジーの統合により、新たなレベルの自動車エクスペリエンスを実現
ヴァレオ・レーサーは、ライブビデオと現実環境の世界認識をデジタルゲーム要素と組み合わせた初の拡張現実ビデオゲームです。「インフィニティ・ランナー」ゲームは、ヴァレオが開発したソフトウェア・スタックによって生成されます。カメラ、レーダー、超音波センサーなど車両に搭載されている先進運転支援システム (ADAS)と、AIによる認識アルゴリズムを使用して、車両のリアルタイム環境データをUnityのランタイムに取り込んでゲーム要素を生成します。ランタイムは、ゲームのさまざまな重要なコンポーネントを処理するゲーム・エンジンの独自コンポーネントであり、高性能グラフィックスをレンダリングし、ユーザー入力とインタラクションを管理し、ゲーム・コンポーネントを調整し、リアルタイム物理シミュレーション、アニメーション、スクリプト言語、アセット管理、そしてネットワークをサポートします。これらはすべてエンドデバイス上にあります。この結果、乗客は車内Wi-Fi に接続されたスマートフォンやタブレットでプレイしたり、旅行中に競い合うことが可能になります。
ヴァレオの戦略副社長兼最高技術責任者(CTO)のジョフレ・ブコは次のように述べています。「ヴァレオは、ドライバーと乗客の急速に進化するニーズと期待に応える新しいソリューションとテクノロジーを自動車メーカーに提供するよう努めています。運転支援や自動運転システム用に車両に搭載されるセンサーやソフトウェアが増えるにつれ、これらやコンピューティングパワーを活用して新しいエンターテインメント体験をサポートする新たな機会が生まれると考えました。ゲームに関して素晴らしい専門知識を有するUnityチームと協力して、車両環境のライブ・フィードにデジタル要素を取り込むことは、パートナーシップとイノベーションの素晴らしい旅となります。私たちは一緒に新しい道を切り開くことを楽しみにしています。」
ゲーム開発の基盤として知られるUnityは、自動車業界内で大きな注目を集めています。Unityエンジンは、量産前の設計コンセプトやADASシミュレーションツールから、車両に導入される量産インフォテインメントシステムに至るまで、あらゆる分野で使用されています。
Unityの最高製品・技術責任者であるマーク・ウィッテン氏は次のように述べています。「ヴァレオ・レーサーのエクスペリエンスは、リアルタイム・テクノロジーを統合することで、自動車業界内のエンドツーエンドのプロダクション・サイクルでUnityをいかに活用できるかを示しています。ヴァレオと開発したユニークな体験が、エンジニアやクリエーターが、テクノロジーを安全のための使うだけではなく、車室内の究極の乗客満足度について考えるためのテンプレートとして機能することを願っています。」
ADASとUnityランタイムのハードウェアとソフトウェア双方におけるヴァレオの専門知識を活かしたヴァレオ・レーサーは、乗客に新たなインフォテインメント・エクスペリエンスを提供します。自動車業界が自動運転やコネクテッドカーに向けて進化するにつれ、ユーザーエクスペリエンスを総合的に高めるために、車内エンターテインメントの重要性がますます高まっていくでしょう。ヴァレオ・レーサーは、ヴァレオのオートモーティブXRゲーム・ソフトウェア開発キットが自動車メーカーが既存の機器を活用した新しい車載エンターテイメントを提供するのにどのように役立つかを示す路上デモンストレーションです。
3 月 10 日から 12 日まで、Comedor - 501 Colorado Street のヴァレオのブースで、ヴァレオ レーサーのデモをぜひお試しください。
ヴァレオ・レーサー
テクノロジー企業であり、すべての自動車メーカーとニューモビリティプレイヤーのパートナーであるヴァレオは、モビリティをよりクリーンで、より安全で、よりスマートにするために、たゆまずイノベーションを行っています。 ヴァレオは、電動化の加速、ADASの加速、インテリア・エクスペリエンスの再創出とライティング・エブリウェアにおいて、技術的・工業的なリーダーです。モビリティの変革に不可欠なこれらの4分野は、今後数年間のグループの成長を牽引しています。数字で見るヴァレオ:2023年、グループの売上は220億ユーロに達しました。2023 年 12 月 31 日時点で 112,700人の従業員を擁し、29カ国で175カ所の工場、66カ所の研究開発センター、20カ所の物流拠点を構えています。ヴァレオはパリ証券取引所に上場しています。