台湾中央山脈の麓に位置する温泉リゾート「星のやグーグァン」。ここでは毎年春から夏にかけて、「沐暑(ムースー)リゾート」をテーマにした滞在プログラムを実施している。

今年は4月1日(月)から6月30日(日)まで、「森の清潤滞在」と題したプログラムを火曜日限定で実施。極上の癒し体験を提供する。

「星のやグーグァン」で心身ともにリラックス

台湾は山林資源が豊富な場所だ。以前より登山が盛んだったが、近年は山林によるリラックス効果に注目が集まっており、「森林浴」が国の推進するレジャーの一つとなっている。

星のやグーグァンが位置する谷關(グーグァン)は、台湾中部に走る山脈群の中、標高800メートルの場所にある。豊かな森林と水に恵まれ、都市部よりも涼しく過ごせる場所だ。

星のやグーグァンでは、同宿でこれからの季節を心地よく過ごしてほしいと考え、「森林浴」と「沐暑リゾート」を掛け合わせたリラックス体験プログラム「森の清潤滞在」を企画した。

「森の清潤滞在」では、宿での滞在全体を“森林浴”と定義。森林浴を通じて心身を癒やし、エネルギーを蓄えて盛夏を迎える準備を整える。プログラムの流れを紹介しよう。

草木を上流し気持ちを整える

プログラム利用者は「星のやグーグァン」に着き次第、担当スタッフの案内のもと館内のウォーターガーデンへ。

まずはここで香りのよい木片やハーブを蒸留しアロマウォーターを作る。希望次第では、館内栽培のハーブを加えてフレグランススプレーを作ることも可能だ。

山林渓谷で森林浴を体験

星のやグーグァン近くにある八仙山国家森林遊楽区は、豊かな景観と生態を有し、森林浴の推奨地に指定されている。2日目の朝は専用車でこのエリアに向かい、台湾で初めて森林セラピスト資格保有者となったガイドのもとで森林浴を行う。

森林浴体験の後は、林間茶席で水分を補給。八仙山の湧き水の氷で冷やされた紅茶は絶品だ。

八仙山での森林浴後は、貸切となった館内の大浴場へ。星のやグーグァンの温泉の泉質である弱アルカリ性炭酸水素塩泉は、さっぱりと入れるので暑いシーズンの入浴に最適だ。また、指南書に沿って温泉の中で簡単なストレッチをすれば、身体の疲労感もすっきり!

さらに入浴後は、ガゼボで夏フルーツが名物の梨山(リーサン)の桃を使ったパフェを堪能できる。まさに至福の一日となりそうだ。

地元の鱒を洗いで堪能

3日目は、鱒を洗いにし、梅肉醤油・梅肉味噌と南高梅の胡麻だれを合わせ、氷の器に盛りつけた「鱒の清涼ランチ」を堪能しよう。ひんやりとした口当たり、氷の器という視覚的なインパクトによって暑さを忘れ、食欲を取り戻せるはずだ。

「森の清潤滞在」プログラムの料金は2名あたり39,690元。1回につき1組限りの利用となり、星のやグーグァンの公式サイトから予約できる。

今年の休日は暑さや疲れを忘れ、深い山林の中で心身を整えてはいかがだろうか。

星のやグーグァン
所在地:台湾台中市和平区博愛里東關路一段温泉巷16号

(IKKI)

「清らかな水で豊かに潤う」という意味を持つ「沐」を取り入れた造語。“夏の暑さを清らかな水ですすぐような涼しさ”を表現している