ミケル・アルテタ監督 写真:Getty Images

 バルセロナ(スペイン1部)が、アーセナル(イングランド1部)を率いるミケル・アルテタ監督の招へいに興味を持っているようだ。スペイン『レレボ』が伝えた。

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではベスト16まで勝ち残っているものの、ラ・リーガでは首位のレアル・マドリード(スペイン1部)とは8ポイント差の3位に位置し、コパ・デル・レイでは準決勝敗退に終わったバルセロナ。苦戦が続いていることを受けて、シャビ・エルナンデス監督が今季限りで退任することを発表している。

 その後任探しに動いているバルセロナのジョアン・ラポルタ会長とスポーツディレクターを務めるデコ氏が気に入っている監督の1人がアルテタ監督だという。先日にはバルセロナ監督就任報道を「フェイクニュース」と一蹴したアルテタ監督の状況に注意深く監視しているようだ。

 しかし、アルテタ監督は2025年夏まで契約を結んでいることがバルセロナ側にとってネックとなっているようだ。そのため、バルセロナはアルテタ監督と並行してブライトン・アンド・ホーブ・アルビオン(イングランド1部)を率いるロベルト・デ・ゼルビ監督やユリアン・ナーゲルスマン監督なども見失ってはいないようだ。

 バルセロナの下部組織にも在籍したアルテタ監督は2016年にマンチェスター・シティのアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタート。2019年から現役時代にもプレーしたアーセナルの指揮官に就任すると、昨季は7年ぶりのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場に導くと、今季もここまでプレミアリーグ上位争いを演じている。