北海道コンサドーレ札幌から藤枝MYFCへ期限付き移籍中のFW中島大嘉は、今月6日のYBCルヴァンカップ1回戦・FC琉球戦におけるゴールやラフプレーで注目を浴びている。そんな中島については、かつて浦和レッズOBのエスクデロ競飛王氏が李忠成氏との対談で、MF江坂任(蔚山HD)と同じく韓国サッカーへの適性で話題になっていた。
身長188cmで強靭なフィジカルを武器とする中島。2021年に長崎県の名門・国見高校から札幌へ加入もレギュラー定着には至らず、昨年6月に名古屋グランパスへ期限付き移籍。名古屋在籍時もリーグ戦11試合の出場で無得点と結果を残せず、今季から藤枝でプレーしている。
浦和OBの間で中島の名前が挙がったのは、2022年6月に遡る。李氏とエスクデロ氏の対談動画が李氏のYouTubeチャンネルでアップ。蔚山やFCソウルでのプレー経験を持つエスクデロ氏は、韓国サッカーの特徴について以下のようなコメントを残している。
「韓国と日本のレベルは全く一緒。ただ違うのは、フィジカルコンタクトと気性の荒さ。日本はもっとお互いを思いやる。強く行くにしても相手を傷つけるというよりもボールに強く行った結果とかある。韓国は荒い系。それに耐えられるメンタルが(大事)。それをやられてヒュンとなれば餌食になる。試合だけではなく、練習中も一緒。試合に出たいやつらがほとんどなので」
そしてエスクデロ氏は「彼らはみんな筋トレやばい。ボディービルダーかと思うくらいやる」と韓国人選手の特徴を述べると、「最近札幌で出てきた中島くんだったら、いけるんじゃないかなと思う」と、国見高校出身ストライカーの韓国移籍を推奨。
これに対して李氏は「いやいや、どうなんだろうね。あれクラスはたくさんいるじゃん」と中島の韓国適性を疑問視。それでもエスクデロ氏が「韓国で揉まれたら凄いことになると思う」と述べると、李氏も「日本のルカクみたいになりそう?」とベルギー代表FWロメル・ルカク(現ローマ)を比較対象に挙げた。