かつて浦和レッズでプレーしていたMF原口元気は、日本代表DF伊藤洋輝擁するブンデスリーガ(ドイツ1部)VfBシュツットガルトで出場機会が限定。今冬にはヴィッセル神戸をはじめJリーグクラブからの関心、FW伊藤達哉擁するドイツ2部マクデブルクからのオファー拒否が報じられたが、本人が自身の今後について語っている。
2023年1月にウニオン・ベルリンからシュツットガルトへ完全移籍の原口は、今季ここまでリーグ戦わずか1試合の出場。契約期間が今年6月までである中、ドイツ紙『キッカー』は昨年11月下旬に神戸などJリーグ複数クラブからの関心を報じていた。
またドイツ誌『ビルト』は先月、原口がマクデブルクやスイス1部リーグ所属2クラブからのオファーを拒否したと報道。マクデブルクから提示された年俸額が現在(50万ユーロ:約8000万円)の半分程度だったことにくわえて、妻が妊娠中であることを移籍拒否の理由に挙げている。
そんな原口は先日、「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」としてドイツに留学した日本の若手選手と対談。日本サッカー協会(JFA)公式YouTubeチャンネルで対談の様子が公開されているが、その中で同選手は「今年でドイツ10シーズン目だけど、もうダメかなって思う時が2,3回あった。その度にメンタリティーだなと。技術、フィジカル、メンタリティー全部積み上げないといけないけど、最後のところで粘れるか粘れないかのメンタリティーが長くプレーするということに関して言えば大切かなと思う」と、海外で長くプレーする上で大切なことを伝えている。
またU16日本代表DF酒井舜哉(大宮アルディージャU16)に対して「(身長が)188cmあるなら、(ドイツでプレーできる)可能性あるよね。(シュツットガルトでチームメイトの)伊藤洋輝とかもそれくらいだし。そのうち来る?」と問いかけると、酒井は「もう行きたいです。2年後くらいに」と回答。すると原口は「(ドイツに)全然まだいると思うよ」と、自身が依然としてドイツでプレーしている可能性を示唆した。
出場機会に恵まれない中、今冬残留という決断を下した原口。以前から浦和復帰を望む声が挙がっているが、Jリーグでプレーするタイミングがあるとすれば、数年後になるかもしれない。