釣行開始

直近の釣行では中層狙いが好調で、この日も岸壁際と中層狙いを主軸に釣りをします。しかし、釣り開始直後は二枚潮がきつい状況で00ウキを選択。確実に底潮を捉えるのを最優先に考え、潮変わりまでしばらくの辛抱です。

数投オキアミで中層を探るも反応無し。駆け上がり周辺の底を狙いますが、時折フグかベラらしき魚にオキアミを取られる程度で厳しい状況です。流れも前後左右とふらつき落ち着きませんが、潮止まりの時間を迎えるとようやく釣りやすい流れに変化しました。

41cmのクロダイを手中

13時半頃に下げ潮に変わりました。ここでウキを00からu/0に変更し岸壁際と中層に狙いを絞ります。

フカセ釣りで41cm頭にクロダイ2尾キャッチ【静岡・清水港】ゲストにメジナも手中※岸壁際を攻める(提供:TSURINEWSライター・杉本隼一)

0号と00号の中間浮力相当のu/0や0シブは際狙いや中層狙いにおすすめの号数で、仕掛けを立て気味にする場合に使いやすいのが特徴です。

ネリエを試すと狙い通り中層で鋭いアタリを捉え、この日最初となる41cmの本命をキャッチ。足元の空洞に潜られそうになりスリリングなやり取りとなりましたが、道糸とハリスを信じて無理に引きずり出そうとしないのがポイントです。

フカセ釣りで41cm頭にクロダイ2尾キャッチ【静岡・清水港】ゲストにメジナも手中41cmの良型クロダイをゲット(提供:TSURINEWSライター・杉本隼一)

本命追加&メジナをキャッチ

引き続き岸壁際狙いで追加を狙います。さしエサにオキアミコーンを使い目先を変える作戦です。渋いアタリながら再び中層でアタリを捉えヒットに持ち込みます。浮いてきた魚は37cm程度とサイズダウンしたものの綺麗な魚体です。

フカセ釣りで41cm頭にクロダイ2尾キャッチ【静岡・清水港】ゲストにメジナも手中2枚目のクロダイ(提供:TSURINEWSライター・杉本隼一)

2枚目の本命をキャッチしてから少し経ってヒットしてきたのはゲストのメジナ。冬場のメジナは脂が乗ってとても美味しいのが特徴で、嬉しいお土産を確保できました。

フカセ釣りで41cm頭にクロダイ2尾キャッチ【静岡・清水港】ゲストにメジナも手中ゲストにメジナも釣れた(提供:TSURINEWSライター・杉本隼一)

ここから追加を狙ったものの、メジナを最後に反応が途絶えてしまい15時に納竿しました。生憎この日は回遊してきた魚が少なかったようで期待した釣果には恵まれませんでした。しかし、直近の釣行で7枚をキャッチしたほか複数釣果が続いていることから魚が動き出しているのは間違いありません。

最終釣果

最終釣果は本命のクロダイ2枚とメジナを1枚。潮変わりのタイミングで狙い通り釣果を出せたのは収穫です。この日のクロダイも中層で食ってきたのが印象的で、底狙いだけでなく中層もじっくり探ると釣果アップに繋がります。

清水港のノッコミは周辺よりも早いのが特徴で、3月にはノッコミが本格化します。ノッコミ前のタイミングとは言え、深場のポイントでは食い気のある群れを狙えるチャンスです。これからフカセ釣りとカセ釣りが盛り上がるシーズン。昨シーズンのノッコミが不調だった分、今シーズンは復調に期待です。

<杉本隼一/TSURINEWSライター>