日本代表DF冨安健洋は北中米W杯アジア2次予選の北朝鮮戦を前に、プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナルと契約延長で合意に達した模様。年俸倍増により、MF三笘薫(ブライトン)やDF板倉滉(ボルシアMG)らを上回り、日本人選手最高額になるという。
冨安は2021年8月にボローニャからアーセナルへ完全移籍。加入1年目からレギュラーに定着も、2022年1月以降はふくらはぎを痛めるなど、複数回にわたり負傷離脱。今季はここまでリーグ戦13試合、UEFAチャンピオンズリーグ5試合の出場も、AFCアジアカップ終了後はコンディション不良により全試合でベンチ外だ。
英紙『サン』は今月5日に「冨安健洋、給料を2倍にするアーセナルの新契約に合意」という見出しのもと、「現在負傷離脱中の日本代表DFは契約延長により、週給10万ポンド(約1900万円)に増額される」とリポート。
ミケル・アルテタ監督が「冨安はすでにグラウンドでトレーニングをしている」と語るなど、同選手の復帰時期が今月中とみられる中、「公式戦欠場中にクラブが公式発表しないのは珍しいことではない。しかし彼が復帰したら、新契約締結が発表されるだろう」と綴っている。
日本代表選手の契約内容を巡っては、三笘が昨年10月にブライトンと契約延長。英メディア『ロンドン・ワールド』は、両者が新たに年俸416万ポンド(約7億5000万円)の5年契約を結んだと報じており、現在欧州でプレーする日本代表選手の最高額だという。そのため冨安の年俸額はアーセナルと新契約締結の場合、三笘を上回ることになる。
またドイツ誌『ビルト』は昨年11月中旬、板倉がボルシアMGから年俸400万ユーロ(約6億5000万円)を受け取っているとし、チームで3番目の高給取りだと報道。イタリアメディア『トゥットメルカート』は先月29日、MF鎌田大地の年俸が300万ユーロ(約4億9000万円)であり、ラツィオでの年俸ランキング3位だと伝えている。