大宮アルディージャは今月2日の明治安田J3リーグ第2節FC岐阜戦で1-0と勝利。FW杉本健勇とともにFW中野誠也がスタメン出場したが、中野に対する試合後の心無いSNS投稿が物議を醸している。
昨季のJ2で21位に終わり、J3降格という屈辱を味わった大宮。今季J3開幕節のヴァンラーレ八戸戦で、中野やMF泉柊椰らのゴールにより4-1で勝利すると、岐阜戦では前半アディショナルタイムにDF下口稚葉のゴールで先制。後半途中で中野や杉本がベンチへ退く中、岐阜の反撃を振り切り連勝を飾った。
J2復帰に向けて好スタートを切ったが、大宮サポーターとみられるSNSユーザーが今月4日、中野の画像をアップした上で「いち早くこの中野誠也という男をスタメンから外してほしい」と投稿。あわせて東海大学から加入したFW藤井一志の起用を求めている。
この投稿に対するリプライは見られないものの、ネット上では当該SNSユーザーに対する批判が。「写真まで貼り付けてスタメン外してほしいはよく分からない」「一生懸命応援してる選手を侮辱された気分」といった声が挙がっているほか、当該SNSユーザーをブロックする動きも見られている。
Jリーグでは、ネット上での過度な批判や誹謗中傷が度々問題となっており、クラブが公式戦の入場禁止など何らかの処分を科すケースが目立っている。今回のような特定の選手に対する否定的な投稿を、チームの連勝に水を差す行為と解釈するファン・サポーターがいることは事実だ。
