セルティックは今月3日開催のスコットランド1部リーグ第29節ハーツ戦で0-2と敗北。同クラブ所属FW古橋亨梧のスタメン落ちが波紋を呼ぶ中、FW前田大然にもレギュラー剥奪の可能性が浮上。北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の日本代表メンバー選考にも影響を与えそうだ。
古橋は昨季、アンジェ・ポステコグルー前監督のもとでゴールを量産も、今季はここまでスコットランド1部リーグ29試合の出場で9ゴールと振るわず。1月31日にアイルランド代表FWアダム・イダがセルティックへ加入したこともあり、2月28日開催のダンディーFC戦から2試合つづけてベンチスタートとなっている。
また英メディア『サンデーポスト』によると、ロジャーズ監督はハーツ戦後、古橋を主力選手として扱わない可能性を示唆。「古橋はこの2年間素晴らしかったのは知っているが、その時に私はセルティックにいなかった」と語るなど、同選手への信頼は薄れているとみられる。
セルティックがハーツに敗れ、首位レンジャーズから勝ち点差2の2位に甘んじているだけに、周囲ではロジャーズ監督の起用法を巡って様々な意見が飛び交っている。そんな中、英メディア『フットボール・ファンキャスト』は「前田をスタメンから外せば、ハーツ戦で勝利できたかもしれない」と見出しをうち、日本代表FWのパフォーマンスを批判。
枠内シュートゼロ、決定機演出回数ゼロと攻撃時の貢献度が低かったことを紹介した上で「パス成功率も70%と、ボールの扱いも雑だ。ハーツの守備陣を前に地上戦で10回中7回も敗れた。フル出場したにもかかわらず、ボール保持時にクオリティを提供できなかった。ロジャーズ監督はルイス・パルマを起用すべきだった」と厳しい評価を下した。
ポステコグルーからロジャーズへの監督交代後から“日本人選手冷遇”の兆候が見られたセルティック。古橋がAFCアジアカップの日本代表メンバーから外れた後、イギリス国内で前田のスタメン白紙論が湧き起こっているだけに、今後の起用法次第では日本代表活動への影響も考えられる。