3月3日に埼玉スタジアム2002で行われた明治安田J1リーグ第2節の浦和レッズ対東京ヴェルディ(1-1)で、浦和サポーターが披露したビジュアルサポート(コレオグラフィー)が話題となっている。
ホームゴール裏とメイン及びバックスタンドの1階席に施されたビジュアルは、赤・白・黒で描かれたシャーレや「GRAB THE TOP(頂点をつかめ)」のメッセージを表現。X(旧Twitter)では「やっぱ浦和のビジュアルサポート最強」「相変わらず美しすぎる」「ものすごく綺麗で、感動しすぎて試合開始気づかなかった」など、称賛の声が多数挙がっていた。
この日、会場には5万863人の観客が詰めかけており、スタジアムは熱気あるサポーターで埋め尽くされた。浦和がホーム開幕戦で5万人を超える入場者数を記録したのは2013年以来。そんな中で始まった試合だが、42分に東京Vが先制ゴールを決め浦和は苦しい展開に。しかし、終了間際の89分にデンマーク人のDFアレクサンダー・ショルツがPKを決め引き分けに持ち込み、貴重な勝ち点1を獲得した。
浦和は今季からペア・マティアス・ヘグモ監督が指揮を執っており、今冬はスウェーデン代表MFサミュエル・グスタフソンをはじめ、MF渡邊凌磨、FWチアゴ・サンタナなど積極的に補強を行った。しかし、開幕から2試合で1得点に留まっており、第2節終了時点でJ2降格圏の18位に沈んでいる。この状況を受け、一部のファンやサポーターからはヘグモ監督の攻撃的なサッカーを不安視する声も出始めている。
Jリーグのみならず、アジア圏でもトップレベルに熱いサポーターと共に戦うクラブは、ここから巻き返しを図ることができるだろうか。