知念慶 写真:Getty Images

 鹿島アントラーズ所属の知念慶は昨季までストライカーとしてプレーも、ランコ・ポポヴィッチ監督の就任もありボランチへ転向。今月2日開催の明治安田J1リーグ第2節セレッソ大阪戦で日本代表MF佐野海舟とのボランチコンビを組んだが、川崎フロンターレ時代のチームメイトであるMF守田英正(現スポルティングCP)やMF大島僚太の凄さを感じたという。

 現在28歳の知念は、知念高校や愛知学院大学を経て2017年に川崎へ加入。FW小林悠やFWレアンドロ・ダミアンとポジション争いを繰り広げていたが、スタメンでの出場機会に恵まれず、2022シーズンに鹿島へ完全移籍した。

 鹿島加入1年目の昨季は、FW鈴木優磨との前線2トップコンビを結成。J1リーグ21試合出場で5ゴールと結果を残したが、今季開幕前に元日本代表MF柴崎岳が負傷したこともありポジション変更。J1開幕節・名古屋グランパス戦から2試合つづけてスタメン出場している。

 そんな知念はC大阪戦後、DAZN制作『やべっちスタジアム』のインタビューに対応。「今は自分にできることを全力でやる。まずは球際や人に強く行くところを常に意識している」とボランチでのプレーに言及している。

 またボランチとしてプレーする上で意識している選手を訊かれると、「川崎フロンターレのボランチ、守田と大島」とかつてのチームメイトを挙げたが、「守田と大島のプレー集とか見るけど、正直全然参考にならない」と苦笑。「上手すぎて参考にならないので、自分の色を出していきたい。毎試合課題だらけで、全然できていない部分が多いので、経験を積み重ねてこれから良くしていきたい」と、プレーの改善を誓っている。