小野伸二 写真:Getty Images

 北海道コンサドーレ札幌は今月2日開催の明治安田J1リーグ第2節で、サガン鳥栖相手に0-4と大敗。GK高木駿、MF近藤友喜など負傷者が続出する中、札幌OBのジェイ・ボスロイド氏が問題点を指摘。ミハイロ・ペトロヴィッチに替わる指揮官として小野伸二氏の名前を挙げている。

 昨季12位の札幌は、シーズン終了後にDF田中駿太、MFルーカス・フェルナンデスなど複数選手が退団。外国人選手の獲得がない中で迎えた今季は、開幕節でアビスパ福岡相手に0-0で引き分けたものの、鳥栖戦ではDF中村桐耶の退場もあり大量失点を喫した。

 これまでも古巣批判を展開してきたジェイ氏だが、鳥栖戦の結果に不満を抱いている模様。今月3日にX(旧ツイッター)で「札幌について、同じような古い話。変化がない限り、このチーム状況は変わらない。鳥栖戦は酷い結果だ。選手も責任を負わなければならないし、求められる基準がもっと高くないといけない」とこき下ろすと、「レジェンドの小野伸二が監督になるのを見たい」と綴っている。

 また負傷離脱者が相次いでいる現状に対しては「必要なのは言い訳を減らすこと」と前置きした上で「どのクラブにも怪我をした選手がいるし、それがチーム作りをする理由だ。チーム全体のパフォーマンスの悪さは批判に値する」とバッサリ。

 「現実を見ると、コンサドーレは下位で戦うことになるし、そのようなことを言うのはとても悲しい。唯一クラブで変わるのは人事だけだ。(ペトロヴィッチ)監督を含めて、コンフォートゾーンにいる人が多すぎる。互いに要求しない人が多すぎる」と、ペトロヴィッチ監督や札幌幹部に疑問を投げかけた。

 ファン・サポーターからのコメントに「今年、ファン・サポーターやかつてのチームメイトに会うために札幌に戻って来るよ」と、“札幌凱旋”を約束したジェイ氏。古巣の幹部や現指揮官と言葉を交わす機会があるのか注目が集まる。