イングランド2部ハダースフィールド・タウン所属DF中山雄太には、DF菅原由勢(AZ)やDF冨安健洋(アーセナル)らとともに、今月開催の北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦で負傷により日本代表メンバー選外となる可能性が浮上。そんな中、イギリス国内では中山の去就が話題に。今季終了後にフリー移籍の可能性があるという。
柏レイソル下部組織出身の中山は、2022年夏にPECズヴォレを退団し、ハダースフィールドと2年契約を締結。加入1年目からコンスタントにプレーしていたが、カタールW杯開幕直前に行われたリーグ戦で右足アキレス腱を負傷。半年以上にわたる離脱期間を経て、昨年7月に実戦復帰している。
今季ここまでイングランド2部リーグ戦で23試合に出場している中山だが、今月2日開催のリーズ・ユナイテッド戦で左足を痛めて27分で途中交代。森保一監督は「メンバー選考に影響はあると思う」と、同選手が北朝鮮戦の代表メンバーから外れる可能性に言及している。
そんな中、英メディア『フットボールリーグワールド』は今月3日、ハダースフィールド所属選手の去就を特集。中山について「今季終了後にハダースフィールドを離れる可能性がある」として、「彼は今季センターバックと左サイドバックでプレーするなど、ユーティリティ性に富んでいることを証明した。ただ両者の契約に1年間の契約延長オプションは盛り込まれていない。今年6月までに契約延長で合意に達しなければ、彼の将来はハダースフィールドから遠ざかる」と綴っている。
また同メディアは、ハダースフィールドがリーグ戦35試合終了時点で21位と、3部降格の危機に瀕しているチーム状況も紹介。3部降格の場合に、中山をはじめ複数選手の退団が避けられないとの見方を示した。
日本代表の左サイドバックでDF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)とポジション争いを繰り広げている中山。怪我の程度が心配される中、今季終了後の去就にも注目が集まっている。