浦和レッズのゴール裏 写真:Getty Images

 東京ヴェルディは今月3日開催の明治安田J1リーグ第2節で、浦和レッズ相手に1-1と引き分け。終盤にDFアレクサンダー・ショルツのPKから失点したが、このPK判定を巡って議論が白熱。かつて東京VでプレーしていたMF加藤弘堅(現AC長野パルセイロ所属)も疑問を抱いているようだ。

 ファン・サポーターの間で話題になっているのは、後半43分のシーン。東京Vは自陣右サイドからのクロスを跳ね返した直後、DF山越康平がセカンドボールをクリアしようとしたが、ボールに向かってきたDF大畑歩夢を右足で倒す格好に。主審は浦和にPKを与えているが、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)の介入があっても判定は変わらなかった。

 ただこのシーンでは、山越が先にボールに触れているように見えるだけに、ネット上では「PKではないのでは?」「疑惑の判定だな」などといった声が。加藤氏もX(旧ツイッター)で「ちゃんとボールにプレーしてるし先にボール触ってるけどPKになるのかぁ、確かにその後も浦和の選手(大畑歩夢)に接触もある。レフェリーによって判断は変わるだろうけど」と持論を展開。

 「どうゆう意図でPKの判断だったか参考のために聞きたいなぁ。家本さん良かったら教えて欲しいです」と、元サッカー国際審判員の家本政明氏に判断を仰いでいるが、一部のファン・サポーターから「やっぱり謎の判定だよな」「先にボールに触ってるからファウルじゃないという認識は改めましょう」「現役選手がこれ言うの、時代感じる」といったメッセージが寄せられている。

 なおインターネット動画配信サービス『DAZN』では、今季から「Jリーグジャッジリプレイ」の配信を行わないことがすでに決定。Jリーグは先月22日、新たな審判関連番組の配信を開始することを発表している。浦和対東京VのPK判定に関して、新番組で家本氏の見解が聞けるかどうか注目が集まる。