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【閲覧注意】トイレに7年間行かなかった女の部屋がヤバすぎる! あふれる糞尿、ゴミと蛆… 命も危ない“想像を絶する汚部屋”とは
(画像=画像は、「The Sun」より,『TOCANA』より 引用)

 ハエがティーバッグの周りを飛び交い、開封したキャットフードの袋があちこちに散らばり、汚れた紙皿の山にウジが湧いている。まるでゴミ捨て場のような場所には、47歳の女性、サリー=アンさんが愛猫のカスタードと一緒に住んでいる。この“汚部屋”は、英ウェスト・ミッドランズのダドリーにあるアパートの一室。サリーさんが7年にわたり溜め込んできた物であふれ、キッチンもバスルームもトイレも使えず、寝室のカーペットは虫の巣になっている状態だった。

 サリーさんの部屋が汚部屋化したきっかけは7年前のこと――。母親が亡くなった後、彼女は物を溜め込むようになってしまったのだ。カスタードのエサや糞、腐った食物などを詰め込んだ黒い袋も山積みになっていった。物が増え続けて足の踏み場もなくなり、サリーさんはトイレに行けず、ペットボトルに排尿していた。ゴミに埋もれた生活を彼女は「生き地獄」と表現する。

 サリーさんは2年前、汚部屋に住み続けたことで体調を崩してしまった。しかも、隣人からクレームを受け、アパートの評議会からは立ち退きまで要求された。そこで、彼女の部屋が清掃されることとなった。清掃チームは6日かけて部屋をきれいにした。同時に、サリーさんはカウンセリングに通い、18カ月に及ぶ定期診断を受け続けたという。ところがその後、部屋は再びゴミで埋め尽くされ、もはやサリーさんの手に負えなくなってしまった。またしても清掃チームが呼ばれて、今度は4日間の大掃除となった。

 今回サリーさんは英テレビ局「チャンネル5」の番組に出演したが、このときの出演者は彼女だけではなかった。ロンドンに住む40歳の女性、フェイさんも部屋に物を溜め込んでしまい、ベッドを使えず3年間もソファーで寝ていた。こちらのフェイさんは、不合理な行為や思考を無意識に反復してしまう強迫性障害(OCD)を患っている。強迫性障害と溜め込みとは密接な関係にあるのだ。

 他にも、英サリーに住む69歳の男性リチャードさんは溜め込みのすさまじさで有名である。彼は、1976年から40年以上にわたり雑誌や新聞、果物のステッカー、プラスチックの容器を集め続けた。さらには、故障したビンテージカーを17台も所有している。

 人はさまざまなきっかけで物を溜め込むようになる。その結果、汚部屋やゴミ屋敷が誕生し、居住者本人の健康被害だけでなく、近隣住民とのトラブルをも引き起こす。英国だけでなく日本でも同様の問題が注目を集めるようになってきた。サリーさんたちの事例は決して他人事ではないということを肝に銘じたい。
(文=標葉実則)

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