花王株式会社は、デング熱の被害から“未来のいのち”を守るという「GUARD OUR FUTURE」プロジェクトを推進しています。
深刻なデング熱と花王の取り組み
海外では、蚊に刺されることで発症する感染症の1つであるデング熱が、特に子供たちの命を奪う深刻な社会問題となっています。
厚生労働省によると、2023年初頭から80以上の国・地域で、500万人以上のデング熱患者と5,000人以上のデング熱関連死が報告されており、「歴史的な高水準に近づいている」とのこと。
そんなデング熱の被害を減らすために、花王は「肌の表面を蚊が嫌う性質に整えることで、蚊に刺されなくする」という新しい発想の忌避技術を開発しました。
さらに、こういった技術を必要とする人々に届けるために、まずはタイから、産官学で連携した取り組みを始めています。
プロジェクトを象徴する商品
このプロジェクトを象徴する商品が、2022年6月にタイで発売された「ビオレガード モスブロックセラム」です。この商品は、虫(蚊)よけセラムとして、べたつきのない、ボディローションのような軽い使い心地になっているといい、蚊から肌を守ります。
2024年3月には、同シリーズの展開第2弾として、「ビオレガード モスブロックローション」をシンガポールにて発売。2024年中に台湾、香港、マレーシアで順次発売予定とのことです。
<参照>
蚊が媒介する感染症・デング熱の被害から未来のいのちを守る取り組み GUARD OUR FUTURE
「GUARD OUR FUTURE」プロジェクト 蚊による感染症から「未来のいのちを守る」取り組みを拡大「ビオレガード モスブロックローション」をシンガポールで発売
デング熱-世界の状況|厚生労働省