モイーズ・キーン 写真:Getty Images

 ユベントス(イタリア1部)に所属するイタリア代表FWモイーズ・キーン(23)が、今冬にアトレティコ・マドリード(スペイン1部)移籍が破談に終わったことに失望しているようだ。スペイン『Fichajes』が伝えた。

 ユベントスでプロキャリアをスタートさせたキーンは2019年にエバートン(イングランド1部)へ完全移籍すると、パリ・サンジェルマン(PSG /フランス1部)へのレンタル移籍を経て、2021年夏にローンで復帰。昨年3月に完全移籍に切り替わったが、今季はセリエA12試合に出場するも、不発の状況が続いている。

 そんなキーンは昨年12月から負傷離脱しているなかで、今冬にアトレティコが獲得に動いたものの、メディカルチェックで問題が発覚。見積もられていた離脱期間が当初よりも伸びたことからアトレティコ移籍が頓挫に終わった。

 最終的にユベントス残留となったイタリア代表FWは今冬の出来事を回想。「とても辛かったよ。一瞬、失望を感じたね」と失意を感じたことを明かし、今後は努力が必要だと述べている。

 「母や家族と一緒にいて、彼らを失望させたと感じたよ。でも、母が人生はそこで立ち止まってはいけないと教えてくれた。僕は前に進まなければいけない。僕は大人だから、自分に責任を持ち、懸命に努力しなければいけない。以前の僕は懸命に働く意味を知らなかった。僕には才能があるんだ。人は努力することで成長するのだと知った」