バルセロナ(スペイン1部)が、現在フリーとなっているドイツ人指揮官のハンジ・フリック氏の招へいに向けて動いているようだ。
昨季のラ・リーガを制したものの、今季は首位のレアル・マドリード(スペイン1部)と9ポイント差の3位に位置しているバルセロナ。そのなかで、クラブを指揮するシャビ・エルナンデス監督は1月下旬に今季限りで退任することを明言している。
その後任探しに動いているバルセロナだが、ドイツ『スカイ・スポーツ」で記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、フリック氏をトップ候補の1人に含めている模様。すでに接触しており、最初の具体的な交渉を行なっているようだ。
また、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はフリック氏がドイツ代表を率いる前から候補に入れていた模様。ドイツ人指揮官はバルセロナを指導することにオープンなようだが、ラポルタ会長とスポーツディレクターを務めるデコ氏はまだ最終的な決定を下していないようだ。
現役時代にバイエルン・ミュンヘンやケルンなどでプレーしたフリック監督は、スパイクを脱いだビクトリア・バンメンタールで指導者キャリアをスタート。2019年11月にバイエルンの指揮官に就任すると、ブンデスリーガ連覇やUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇に導く手腕を披露した。2021年5月にドイツ代表の監督に就任するも、2022年のカタール・ワールドカップでは日本代表に敗れるなど、グループステージ敗退に終わり、その後もチームが低迷したことから昨年9月に解任されていた。