汰木康也 写真:Getty Images

 3月2日にノエビアスタジアム神戸で行われた明治安田J1リーグ第2節ヴィッセル神戸対柏レイソルの試合で、神戸のMF汰木康也(28)が柏DF関根大輝(21)と競り合った際に膝蹴りを受けて脇腹付近を負傷し交代する事態となった。スタジアムは騒然となり、SNSでは物議を醸している。

 試合28分に関根のタックルを受け倒れた汰木は、自力で起き上がることができずに担架で運ばれる形となったが、体勢を変えることができなかっただけに状態が心配されている。後方からの危険なプレーにも見えたが、イスマイル・エルファス主審はノーファールと判定した。

 SNSでは「退場でもおかしくなかった。なぜVARは介入しなかったのか」など、関根のプレーがレッドカードに値すると指摘する声が複数挙がった。その一方で「(汰木)が競りにいっていないのが悪い」「競り合いに行っただけの関根を責めるのは違くないか」という声も挙がっており、賛否両論となっている。

 神戸にとって2連勝をかけた試合となったが、結果は0-1で敗れている。問題となった28分のシーン以外にも「柏のラフプレーがあった」というコメントも多く見られ、問題視されているようだ。

 なお、2023年8月19日に行われたJ1第24節の神戸対柏の試合では、神戸MF齊藤未月が2人の相手選手からタックルを受けて全治約1年となる大怪我を負っている。今回負傷した汰木が軽傷であることを願うばかりだ。