最近、日本各地でクマの出没が相次ぎ、連日のように大きな話題を呼んでいる。今月2日には北海道の山中でクマに襲われたと思われる大学生の遺体が発見され、現在も当時の状況などの調査が行われている。クマに襲われた被害者は無残な姿へと変わり果ててしまうことがあるが、そんなクマによる被害の中でも特に恐ろしい事件が2020年にロシアで起こっていた。
キーロフ州オムトニンスキー地区に住むセルゲイ・リスコフさんは2020年9月、ベロレチェンスク村から5キロ離れた場所で見つかった男性の遺体の画像をSNSに投稿した。頭蓋骨と他の部位の骨、そして故人の衣服や所持品がクマの巣穴からそれほど遠くないところに落ちていたという。遺体は完全に白骨化し、バラバラになった骨や衣服などが草むらの中に点在している。クマに拉致された男性は引き裂かれ、食い荒らされて、変わり果てた姿になってしまったのだ。
「これは2年間で2番目のケースで、今回だけ人間が食べられました。足跡から判断すると、彼は洞窟から50メートルのところで殺されました。クマは遺体を巣穴に引きずり込み、そこで食べました。棒状の骨の4つの破片と頭蓋骨の破片が見つかりました。被害者は2020年3月17日に姿を消しました」(セルゲイ・リスコフさん)
キーロフ林業省は、今回の事件について「調査機関は現在、キーロフ州オムトニンスキー地区にあるベロレチェンスク村の近くで男性が死亡した事実について調査を行っています。2020年3月17日に行方不明者になったこの方の死が、クマによる攻撃の結果だというのは解釈の1つです。その原因と取るべき措置については、調査の終了後にしか結論付けられません」とコメントした。
林業省は男性の死因を断定していないものの、遺体の状況からクマによる襲撃があっただろうと推測される。クマは雑食性で人間を食べることもある。そんなクマを決して侮ってはならない。
(文=標葉実則)
※無修正の画像は「Патріоти України」にてご覧いただけます。
参考:「Патріоти України」、「Newsler.ru」、ほか
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提供元・TOCANA
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