外を歩いていると、少し肌寒い秋の風を感じるようになった、今日この頃。寒い季節の定番料理と言えば、一番に思いつくのはやはり「おでん」である。大手コンビニ各社では、すでに販売がはじまっているが、実はおでんの具材には地域によって、ちょっとした差があるのをご存じだろうか。
今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。
おでんに「ちくわぶ」を入れる地域はどこ?

投稿者の株式会社ゼンリンさんによると、おでんに「ちくわぶ」を入れる地域は、主に関東に多いらしい。関西出身の筆者としては、そもそも「ちくわぶ」とはなんぞや? といったところなのだが、せっかくなので、この機会に未知の食べ物「ちくわぶ」について詳しく調べてみた。
ちくわぶとは、小麦粉に水と塩を合わせたものを、竹製の棒に巻きつけて蒸した練り物のことで、生麩の一種なのだそうである。ちくわぶは漢字で書くと「竹輪麩」となり、ちくわの代用品として作られたのがはじまりだとのこと。見た目はちくわにソックリなのだが、ちくわは原材料が魚肉なので、味はまったく異なるという。
そのような「ちくわぶ」は、東京・神奈川・千葉・埼玉などの南関東でよく食べられており、おでんの具としてだけでなく、トッポギやニョッキの代わりに調理したり、デザートとして甘い味付けをしても意外と合うらしい。
筆者は3年前に、京都から上京したところなので、まだ一度も「ちくわぶ」を食べたことがなかったのだが、この原稿を書き終わり次第、最寄りのコンビニへ買いに走ろうと思っている。

「ちくわぶ」の呼び名も調べてほしいとの声
この投稿を読んだネットユーザーたちからは、「ちくわぶを”むちむち歯車”と呼ぶ地域があるという投稿を見たのですが、ちくわぶの呼び方について調査を依頼したいです! どの地域が”むちむち歯車”と呼んでいるのか気になりすぎて、夜しか眠れません。」と、さらなる調査依頼を株式会社ゼンリンにお願いする声や、「子どもの頃、おでんくんの『ちくわぶー』見て、変わった形のちくわだなって思いながら見てました。地元で一回も見たことなかったので……」と、アニメで見た「ちくわぶ」のキャラクターにずっと違和感を覚えていたとの声など、さまざまなコメントが返信欄には寄せられていた。
実際にちくわぶを食べたことのある人からは、「ちくわぶがこれほどまでに関東だけとは……ちくわぶ最高と思う!」といった声も上がっている。
ここまで言われると、まだ一度も、ちくわぶを味わったことのない筆者としては、なんだか人生損してしまっているような気分だ。