熱海海上花火大会は、昭和27(1952)年にはじまった歴史ある花火大会で、夏だけではなく年間を通して15回以上も開催されている熱海名物の花火大会だ。

網代温泉の宿泊施設では、3月20日(水・祝)に開催する同花火大会の特等席確約の送迎付きプランを販売中。残りが少なくなっているので、興味があれば早めの申し込みを。

熱海の代名詞となりつつある熱海海上花火大会の歴史

熱海海上花火大会は、昨年夏で72年目を迎えた。

昭和24年の「キティー台風」による高波で海岸地区140戸あまりの家屋が流失する災害、そして翌昭和25年には「熱海駅前火災」、更に10日後には中心街の979戸が焼失した大火に見舞われ、その後の復興に向け、地元市民による努力が続いた。

街の復興とその努力に報いるべく、昭和27年に花火を打ち上げたのが始まりだ。以来その伝統が受け継がれ、今では一年を通して開催しており、熱海の代名詞となりつつある。

花火業者も絶賛!音響効果抜群の打上げ会場

熱海の花火の大きな特徴は2つある。1つはフィナーレ「大空中ナイアガラ」、もう1つは「打上げ会場」だ。

毎開催フィナーレを飾る「大空中ナイアガラ」は仕掛け花火ではなく、会場全体から打上げるスターマイン。銀色の花火が夜空を埋め尽くし、真昼のように明るく輝く。あまりの美しさに瞬きを忘れるほど感動的だ。

また、会場である熱海湾は花火業者も絶賛する、日本一の花火打上会場。三面を山に囲まれた「すり鉢」状の地形のため、海で上げる花火の音が反響し、大きなスタジアムのような音響効果がある。

親水公園など、海の近くで観覧すると、大きな単発や「大空中ナイアガラ」は、体にまで音が伝わってくる。

このほか、会場を最大限に活かした熱海ならではの構成で花火を体感できる。

網代温泉の宿泊者専用の特別観覧席を用意

大迫力の熱海海上花火大会を存分に楽しんでもらうため、網代温泉観光協会では特別観覧席を用意する。当日は専用のプランを用意している施設もある。

熱海から少し足を延ばして、網代温泉に宿泊してみてはどうだろう。

なお、同花火大会の開催時間は20時20分から20時40分、3月20日(水・祝)の次の開催は4月13日(土)となっている。


(MOCA.O)