「節税やリスク分散のために、資産の一部を投資に回したい。けれど毎日忙しくて、投資の勉強をしたり、株や投資信託の値動きをチェックしたりする暇がない…」そのような人にオススメなのが、AI（人工知能）が投資に関する診断やアドバイス、運用などを行ってくれる「ロボアドバイザー」というサービスだ。金融知識がなくても少額の資産からはじめられるロボアドバイザーは、忙しい現役世代にとって魅力的なサービスといえそうだ。だが、実際のところ、利用したい人はどれくらいいるのだろうか。
ロボアドバイザーに興味のある人は約3人に1人、すでに利用している人も
株式会社ウェルスナビが、投資意向がある20代から50代までの約4,000人を対象に、ロボアドバイザー利用に興味があるか複数回答でたずねたところ「非常に興味がある」7.1％、「やや興味がある」28.3％と、合わせて35.4%が興味を持っているという結果に。また、すでに利用している人が5.0％いることも判明した。
また、ロボアドバイザー利用に興味がある1,459人に複数回答で理由をたずねたところ、最も多かったのは「自分が行うよりも運用実績がよくなりそうだから」で46.6％。投資未経験者や初心者にとって、膨大なデータや市場の動向を分析しながら運用してくれるロボアドバイザーは頼もしく感じるのだろう。
ついで「運用にかかる時間や労力を抑えられそうだから」が41.4％と、手続きや運用の手間を代行してくれる点も期待されていることがわかった。
これまで投資をしなかった理由の1位は知識のなさ
では、投資未経験の人が、これまで投資をしてこなかったのはなぜだろう。
理由をたずねたところ、最多は「投資や資産運用に関する知識がなかった」が58.0％。投資商品はさまざまな種類があり、最低限の知識が必要になってくる。また、手続きを代行してくれるサービスを選ぶにしても、複数ある上に手数料もかかるため、すぐにはじめづらいのかもしれない。
次に多かった回答は「損をするのが怖かった」51.1％。投資は預貯金よりも増える可能性があるとはいえ、元本割れするかもしれないというリスクを抱えている。損をするデメリットを考え、躊躇する人も多いことがわかった。また、45.0％が「元手となる資金がなかった」と回答しており、余裕がないことも影響しているようだ。
投資に自信のない初心者は、ロボアドバイザーのサービスを利用してみてもいいかもしれない。
出典元:【ウェスナビル株式会社】
文・オトナライフ編集部／提供元・オトナライフ
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